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駐在家族のメンタルケア(駐妻編)

前回の子供のメンタルケア
https://note.com/tomosgjp/n/n14885d20d903

に続きまして、妻(もしくは夫)への
メンタルケアについて。

駐在になる相手に引っ張られて
半ば強引に駐妻(または駐夫)になるわけで、
ストレスがないわけないのです。

厄介なのは、
子供と違って泣いたり、
いつもと変わらない表情をしているけど
ストレスが溜まっている、

そんな状態であることを認識したほうがいい。

特に私の妻のように
ほぼ大学依頼英語やっていない
”ピュア”ジャパニーズな人からすると
普段の生活するだけでも
充分に大変。

スーパーに行っても、
普段と同じものが買えない、
どこに置いてあるかわからない、
わかったとしてもなんか形が違う、
会計の時にレジの人と
支払い方法はとか何か話さないといけない
セルフレジでも英語読まなきゃいけない・・・

挙げたらきりがないほど
ストレスがたまります。

さらに厄介なのは、
周りからのプレッシャー。

「会社休んで、駐妻生活!うらやましい」
と友達から言われていたり、

「専業主婦なんだから
 家事と子育てくらい
 しっかりやりなさいよ」

と親から言われていたり。

そりゃ
日本で専業主婦なら楽だけど
こんなにストレスフルなんて思ってない。

そこにこのような言葉が
重たいおもりのように降りかかってくる。

そして、
ダメ押しは、
子供の言葉。

「ママって何か頑張ってるの?」

子供からしたら、
自分は新しい幼稚園(や学校)で
頑張っていて
パパは仕事している。

ママはというと、
日本にいたときは
仕事してたけど
今は家にいて料理しているだけ。

英語もどうやら下手そうだし
ママはいったい
何を頑張っているのかな?

そんな言葉を、
無邪気に、
本当に罪の意識なく
素朴に、
聞いてきます。

時期で言うと、
1か月くらいは
気が張っていて意外と大丈夫。

そこを過ぎて
2~3か月目くらいがヤバい。

しっかりと様子を見て
とにかく肯定してあげましょう。

みんなそう言っているけど
駐妻って何かとストレスかかるよね、大変でしょ?

とか

子供もひどいよなぁ、子供は視野狭いからね

とか。

時には調子に乗った子供を
叱ることも必要ですね。

誰のおかげでご飯食べれている
と思っているんだ、
とか

当たり前のことを伝えて叱ることで
子供に対しては
「パパはママのことを頑張っていると思っている」
と思わせることが大事。

他方、妻に対しても
「この人は私の味方だな」
と思わせることが大事です。


皆さんの奥様、旦那様が
どのくらいメンタル的に強いか弱いかは
個人差があると思いますが
一般的には
上記のような現象が起きると考えられます。

海外旅行が好きな人であっても
旅行と生活は全く別物。

いつ帰るかわからないから
本気でここに馴染まなきゃ、
と思って生活するのは
それなりにストレスがあるもの。

歳を重ねれば重ねるほど
こっぱずかしいこともあるけど
最初の数カ月を注視していれば
中長期的には楽しい駐在生活になるので
メンタルケアを忘れずに。

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