ゆるゆる読む京極杞陽 #01
俳句を始めたころ、歳時記の例句のなかでもとりわけ京極杞陽の句が好きだった。
俳句はこんなふうに軽くてもいいのかと思った。
今でもその気持ちは変わっていないが、最近になって気になり始めたことがある。「俳句人生のトータルとしてはどんな作品を残してきたのだろうか」ということだ。作品以外に発揮された振る舞いがどんなものだったかも知りたい。
まずは第一句集『くくたち(上・下)』を読んでみることにした。
収録句数は1000句以上らしい。急がずゆるゆる読み通していければと思います。