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〈to'morrow music〉 NEW ARTISTS OF THE MONTH (SEPTEMBER 2020)

コロナの影響でどうやらコーチェラは2020年4月→2020年10月→2021年4月→2021年10月まで延期が決まったとのこと。僕は今日本にいて普通に生活していてるけど、カリフォルニアでは毎日3000人くらいまだ陽性反応が出ているし、100人くらいが亡くなってます。本当に全くもって違う状況。来年楽しみにしていたことも半分以上溶けて無くなると思うと、かなり厳しいですが、結局ワクチンできるまで欧米フェスやコンサートはかなり厳しそうです.....。理由は不明ですが日本は死ぬほどラッキー。遺伝子に感謝!

はい!今月もプレイリスト〈TO'MORROW MONTHLY〉から国籍 / ジャンルを問わずに特にお気に入りのニューカマーを厳選し紹介していこうと思います。

こうやって紹介しているアーティストの中からも必ずコーチェラに出演するアーティストが出てくると思いますよ!!

Death Of Heather (Bangkok / Thailand)

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タイはバンコクを拠点に活動中のドリームポップ / シューゲイザー・バンド、Death Of Heather。アー写の帽子からわかる通り、DIIVに影響を色濃く受けた4人組で、CT系のシーンのファンはもちろん、少しオルタナティブでダウナー要素の強いシューゲイズなどのファンにもオススメできるバンドだと思います。DIIVに影響を受けているバンドはたくさんいるけど、その中でも特徴的なギターをコピーするだけして曲全体のクオリティーは微妙だったりするバンドが多い中、Death Of Heatherはメロディーやリリックも含めて推せるバンド。年内デビューアルバムをリリースする予定とのことなので、要チェック!!

Drauve (Pittsburgh / USA)

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USはペンシルヴァニア州ピッツバーグを拠点に活動中のStephen GrzendaとVictoria Draovitchによるドリームポップ・デュオ、Drauve。緩い雰囲気に包まれた心地の良いエレクトロニックサウンドとドリーミーなVictoriaの唄声が絡み合う極上の心地良さを提供するアーティストで、カナダのDizzyやMen I Trust、NZのYumi Zouma辺りの夢見心地なサウンドが好きな人たちには間違いないアーティスト!こういうタイプのアーティストは本当に何百組知っていても損が無い!最高!

FELIVAND (Brisbane / Australia)

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オーストラリアはブリスベンを拠点に活動中のSSW、Felicity Vanderveenによるプロジェクト、FELIVAND。現在20歳の彼女が作る音楽は宅録風のドリームポップやエレクトロポップからR&Bやアートポップまでの要素もミックスしたスタイル。全体的にポップだけどシンプルではないスタイルが確率しているのが良いし、楽曲ごとに雰囲気もガラッと変わったりするのも彼女の音楽のポイントだ。そして更にソウルフルに絡み合うFelicityのヴォーカルも素晴らしい。Okay Kaya辺りのサウンドに少し自然体でスッと風の中に溶け込みそうなナチュラルさが入っている感じの音楽。

Gabrielle Current (Los Angeles / USA)

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LAを拠点に活動中のSSW、Gabrielle Current。ソウルに音楽に影響をサウンドで、本当にシンプルだがとにかく心地良いヴォーカルとスムースな楽曲はもう100点満点。ソウルはディグっているわけではないので見逃しはたくさんあるかもしれませんが、個人的には4年くらい前にSoundcloudでSabrina Claudioを見つけた時以来の良いなーーという感覚にさせられた楽曲だったので少し調べていたら、まさに当時Sabrina ClaudioがリリースしたデビューEP『Confidently Lost』に共同ライターやプロデュースで参加していたMark Pelliが参加しているとのこと!

George Riley (London / UK)

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ロンドンを拠点に活動中のSSW、George Riley。ノイズやベースが混じったアーティスティックなビートとソウルテイストのヴォーカルが特徴的な楽曲で、Fka Twigsとか好きな人にはマストで聴いて欲しいアーティスト。今回リリースされた新曲「Move」は自身2曲目のリリースで、デビュー曲とは全く方向性が違うので、どういったアーティストなのかはまだ掴めないが、注目しておきたい存在なのはまず間違いないし、大化けしそうな雰囲気もある!

Home Counties (Bristol / UK)

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UKはブリストルの5人組、Home Counties。Hazeというバンド名から改名したバンドで、今までにShameやPip Blom、whenyoungなどのバンドのサポートアクトを務めた経験もありUKの中とかでは既に話題だったのかもしれないが、とにかく『Redevelopment』というデビューEPが最高だ。DEVOのTシャツを着ているとおりその辺りのサウンドからUSのParquet Courtsや最近のUKポストパンクにももちろん通じるサウンド。”泥酔してからがスタートだよな”と言っているかようなヘナヘナさと親しみやすさ、そして一つ一つが癖になるギタフレーズがとにかくたまらない。

Monthly Mu & New Caledonia (Tokyo / Japan)

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2019年に結成された5人組、Monthly Mu & New Caledonia。R&BやスムースなHIP-HOP辺りのサウンドをメインで鳴らしつつも、王道でオルタナティブなUKロックからの影響を感じさせる「Jamaica」やドリーミーで00年代のインディーに近いような「Valley」という曲もあったりと、恐らくその時の気分やムードでどんどん変化していくタイプのバンド。様々な方向性の楽曲がある中でどの曲でもちゃんと軸となっているメロディーがまず素晴らしいし、他にも例えばシンプルだけど音の抜け方が気持ち良いドラムなど、自分たちの楽曲に対しての細かい部分の気遣いが素晴らしいなと思います。

NEHANN (Tokyo / Japan)

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東京を拠点に活動中のポストパンク・バンド、NEHANN。ストリーミングには現在6曲上がっていますが、全体的にJoy DivisionやThe Cureなど80sのポストパンク〜ニューウェーブ、そしてダークウェーブ辺りのサウンドを全面に出しつつも、例えばDIIVとかRideっぽい音楽に通じるような要素もあるし、最新曲「TEC」のイントロの入りとかを聴いていると現行のUKポストパンクにも通じる部分があります。そして最終的には日本だとTHE NOVEMBERSとかが持っている圧倒的なヴォーカルの力強さで他とは違うNEHANNというバンドのオリジナルブランドを確立していくバンドだと思う。

Rosehip Teahouse (Cardiff / UK)

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ウェールズはカーディフを拠点に活動中のFaye Rogersを中心としたプロジェクト、Rosehip Teahouse。元々はFayeがソロとして作品を残していたプロジェクトだったので、ローファイで夢見心地なベッドルーム・サウンドが特徴的だったが、12月にリリースする『Fine EP』から公開された先行シングル「I Meant What I Said」で完全に化けた印象を受ける。キラキラとしたインディーポップサウンドに元々のベッドルームのヘナヘナ感を少し残しつつ、メロディーは少しクセのあるbeabadoobeeといった感じで完璧なインディーポップ・ソングなのではないでしょうか!

Slush Puppy (San Diego / USA)

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サンディエゴを拠点に活動中の19歳、Slush Puppy。DayglowやLaundry Dayといったアーティストを彷彿させるインディー / ベッドルーム / ラップを繋ぐアーティストで、カリフォルニアの太陽を目一杯に吸い込んだ陽気なサウンドが特徴的。基本的にすべての楽曲をセルフプロデュースで宅録しており、元々音楽は遊びで作っていたものの高校を卒業してから本格的に活動を初めたとのこと。去年の初リリースからシングルはコンスタントにリリースしているが、まだまとまった作品は無いのでEPやアルバムが出たときには今以上に注目される存在になるはず!

上記で紹介したアーティストを含めたマンスリープレイリスト〈TO'MORROW MONTHLY〉も公開してます!

僕が運営している洋楽専門のオンラインレコードショップ〈to'morrow records〉もチェックしてみてください!

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