〈to'morrow vol.19〉 出演者紹介：Sisters In The Velvet

2023.03.05（Sun）に開催する「to'morrow vol.19」。今回のイベントは下北沢THREEにて僕のイベントらしく世界基準のインディーバンドを中心に集めた1日で、久々の試みとして海外出身の方への無料のチケットを準備している。

とはいえ、日本の音楽ファンの皆さんにも届いてほしい日なので、今回も各アーティストの出演者紹介をしていきたいと思う。

これまでにHYPER GAL、Johnnivanと紹介してきたので、今回はSisters In The Velvetを紹介したい。

Sisters In The Velvet

2019年に結成された東京を拠点に活動中のオルタナティブロック・バンド、Sisters In The Velvet。これまでに1枚のEPと数曲のシングルをリリースしており、”オルタナティブ” という枠組みの中でも変化を止めずに進化を続けているバンドだ。

個人的に彼らが結成した当初はLAにいたと思うのだけど、徐々にツイッターとかでライブハウスに出入りしている人たち経由で名前を見るようになり、たまたま聞いたのがSisters In The Velvetとの出会いなのだけど、2021年にリリースしている「Capy / Love, Massacre」辺りの楽曲までは、当時〈NEW ARTISTS OF THE MONTH〉でも書いていたけど本当にThe Smashing Pumpkins、My Bloody Valentine、Nirvanaといった様々な90sヒーローたちが続々と顔を出すかのようなバンドであり、DIIVの最新作辺りのオルタナ〜シューゲイズの中間を突いたかのようなサウンドも演奏している。そして何よりオルタナティブなサウンドの音像を大事にしつつも、それ以上にヴォーカルとメロディーはキャッチーを貫いているのがSisters In The Velvetの一番良いところだと思う。

この「Capy」辺りからは楽曲としての良さだけではなく、録音物としての拘りも感じるし、やっぱり一番歌が前に出ているのがSisters In The Velvetの一番の良さであることが改めて理解できる。この「Love, Massacre」という曲に関してはよりスロウコアの一面が表現されている曲で、2021年以降のSisters In The Velvetのサウンドにも繋がっていると思います。

この「Blanc Sun Song」という曲からまたモードが変化し、スロウコアっぽさは引き続きあるけど、ピアノの旋律が楽曲の中心に置かれたり、次にリリースされた「In 10 Pages」という曲ではポストロックとかにも通じるような実験的なビートやRadioheadを彷彿させるような不穏なギターなどを取り入れてより深い世界観へと潜っていく。今までは轟音をイメージさせるサウンド面でのオルタナティブだったのに対して、”自由”という意味のオルタナティブへと変化し、ジャンルは違えど最近のCOPELANDや日本のバンドだとthe HIATUSとかも同じように自由に音楽を鳴らしてるオルタナティブロック・バンドだと思う。

最新曲「Bottles」とかを聞いていてもストリングスのサウンド、エレキ、アコギなど本当に様々な楽器や音色をミックスして一つの楽曲にまとめあげていて、芯にあるメロディーを残しつつも一つ一つの音の落とし込み方や構成の足し算、引き算のレベルが格段上がっているのが伝わってくるし、本当にそれが最終的に勢いでも哀しさでもなく、一つの楽曲の世界観を作れるようになっているのが伝わってきますね。

Sisters In The Velvet：Instagram / Twitter

〈to'morrow vol.19〉

『to'morrow vol.19』
2022.03.05（Sun）
at 下北沢THREE
OPEN / START 18:00
ADV ¥2800 / DOOR ¥3000

Acts
HYPER GAL
Johnnivan
Sisters In The Velvet
xiexie

DJ
HARINEZUMI

Shop
to'morrow records

チケットのご予約はコチラ / 下記のSNSへのDM、各アーティストまでご連絡ください。

mail：tomorrow_herose@yahoo.co.jp
Twiiter：tomorrow_event
Instagram：tomorrow_music
ちなみに＋1500円という格安値段でレコード付きのチケットもあるので、
気になる人はこちらをチェックしてみてください！

下記の対バンも最高なのでチェックしてみてください！

HYPER GAL

Johnnivan

xiexie