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〈to'morrow music〉 NEW ARTISTS OF THE MONTH (NOVEMBER 2020)

寒すぎる〜〜〜

今月もプレイリスト〈TO'MORROW MONTHLY〉から国籍 / ジャンルを問わずに特にお気に入りのニューカマーを厳選し紹介していこうと思います!

ちなみに今月の1曲目に入れた「The Paranoyds / Pet Cemetery」という曲はLAのシーンの中でも特別に大好きな曲。ホーンテッド・マンションのBGMに抜擢して欲しい愉快で不穏な曲なで超カッコイいのでぜひ聴いてみてください。

347aidan (Cambridge / Canada)

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カナダはオンタリオ州、ケンブリッジを拠点に活動中の17歳のSSW、347aidan。TikTokで完全にバズった「DANCING IN MY ROOM」のMVは800万回再生を記録。インスタライブとかでリスナーとの交流も大事にしていたり、本人のキャッチーなキャラクターや派手な髪型を含めティーンを中心に人気を集めていて、売れ方も2020年代感が凄いし、新世代を代表するアーティストになる予感しか無い。音楽的にも超ポップな曲からエモラップをaidan流にアレンジしたオリジナリティーのある楽曲をリリースしてます!

Abbie Ozard (Manchester / UK)

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マンチェスターを拠点に活動中のSSW、Abbie Ozard。90s〜00sをミックスさせたかのようなポップロックをキャッチーなメロディーで鳴らすアーティスト。この手のアーティストの中でも特にポップに突き抜けてる感じが良いし、どこかHatchieを彷彿させるような声質も耳障りが良い。過去にはもう少しドリーミーな要素の楽曲も発表しているので、US系のインディーポップが好きな人にもオススメ出来ます。最新曲「true romance」ではMiss Worldとかにも近い良い意味でチープでキュートなロックンロールが最高ですね。

Ahn Dayoung (Seoul / South Korea)

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ソウルを拠点に活動中のアーティスト、Ahn Dayoung。あまり情報は出てこないが2014年にバンド形態?で『Waves, Smoke, River』というEPをリリースしていたらしく、先月デビューアルバム『ANTIHERO』をリリース。その間何をしていたかは不明だが、この『ANTIHERO』がオルタナティブやエレクトロなサウンドを繋ぎつつ、アンビエントやR&Bまでを取り入れたとてもアーティスティックなアルバムで素晴らしい。抽象画のようにアブストラクトなサウンドの中で光を見せているヴォーカルが最高だ。本当にSoundcloudにアップされているカヴァー曲とかを聴いてもわかるように伸びのあるAhnのヴォーカルは時に天空まで上り、時に深海まで沈むカッコよさがある。

glaive (Hendersonville / USA)

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実はこのマンスリーニューカマー企画をはじめた当初に紹介しようと思っていたのだが、このSoundcloudの通りプロフがオラウータンで情報も全然無くてフザケてるのかな?笑 って感じだったので紹介を辞めてしまったのですが、蓋を開けてみると〈Interscope〉と契約している15歳っていう化け物だったという。笑 しかも彼は今年のパンデミックの共に音楽を作り始めたというのだから驚かされる。Lil PeepLil Tracyに影響を受けたというエモラップを軸に、19〜20年の流行ハイパーポップ〜ギターミュージックまでをミックスし、確かな自分の感覚で鳴らす15歳。ちょっと強すぎる。ちなみに見た目がFinn Wolfhardに少し似てるのは本人も意識しているっぽい(笑)

GLASGOW (Tokyo / Japan)

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東京を拠点に活動中の4人組ギターロック・バンド、GLASGOW。グラスゴーって感じのサウンドでは無いけれども、王道なUKロックから日本のギターロック、更にはもっとインディーよりもサウンドからも影響も感じさせるバンドで、大きなカテゴリーとしては違うかもしれないが、Helsinki Lambda ClubPELICAN FANCLUBmol-74辺りの洋インディーと邦ロックをバランス良くミックスさせた王道のバンドに位置づける!個性を出すのが中々難しいジャンルの中でも特にヴォーカルが良いし、先日リリースした『twilight films』作品の中のリードシングルでもあった「シューアラクレーム」という曲がめちゃくちゃ最高。

Heartworms (London / UK)

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初めてDrahlaを聴いたときと全く同じ感情が走った、ロンドンのHeartworms。NirvanaSonic Youth、そしてPJ Harveyのどれもが魂の中で生き続け、ロンドンで生活し、2020年代のセンスを持ち合わせていないと生まれないだろう。フロントウーマンであるJojo Ormeの圧倒的なセンスと魅力はデビューシングル「What Can I Do」、MV、そして彼女のInstagramからも伝わってくるし、SorryGoat Girlとはまた違った衝撃がアルバムリリースの頃には届くことは間違いない。やっぱりちょっとロンドンに住みたくすらなってしまう。

Pretty Sick (NYC / USA)

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NYCを拠点に活動中のSabrina Fuentesを中心としたロックバンド、Pretty Sick。2016年にリリースしたデビューEPが一部で話題になり、Sabrina自身はモデルなどとしても活躍していたが、しばらくリリースが無いな〜と思っていのだが、気づいたらデビュー作を『Deep Divine』を〈Dirty Hits〉からリリース。アルバムのジャケットからもわかる通り90sのグランジからの影響が色濃く+そこにローファイやガレージ・エッセンスをブレンドしたセンス抜群のサウンド。NYCというよりはどちらかとLAっぽさも感じさせる。

School Girl Classic (Cebu City / Philippines)

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フィリピンはセブシティを拠点に活動中のSSW、Hanaによるプロジェクト、School Girl Classic。2018年ぶり2曲目の楽曲ということで、中々に活動ペースはスローだが、どちらの楽曲もキャッチーでエモーショナルなインディーポップ〜パワーポップでWeezerや最近でいうとPartnerといったアーティストが好きな人にはまず間違いないと思う!何より”School Girl Classic” というアーティスト名も完璧だ!ちゃんとアルバムを作って欲しい!!とここで言っておきたい!笑

Soft Blue Shimmer (Los Angeles / USA)

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前身バンド時代から素晴らしいドリームポップを鳴らし続けてきたバンド、Soft Blue Shimmer。楽曲名に”Chihiro”や”Shinji”といった日本名が出てきたりと少し日本にも親和性のあるバンドだ。先日リリースされたデビューアルバム『Heaven Inches Away』では今までよりシューゲイズ色が強くなりSlowdiveファンには間違いないと思うし、ロンドンのNight Flowers辺りのシーンやWild Nothing辺りのCaptured Tracks系統のサウンドが好きな人にもオススメだ。ノスタルジックでドリーミーなサウンドは寒さに凍えながらヒーターの前とかで聴くのにもオススメのサウンド。

uyuni (Tokyo / Japan)

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東京を拠点に活動中のアーティスト、uyuni。ニコニコ動画や中田ヤスタカが作り上げたKawaiiやボカロのカルチャー、そしてJ-POPのサウンドが世界と比べると独特であったからこそ生まれたエモラップ。もちろんアメリカで流行っているエモラップの要素も多少はあるけれども、韓国 × エモラップで人気を集めているYuzionほどトラップではないし、逆に4s4kiを聴いていても感じるけど、インターネットシーンから派生し、2019年後半から世界的に市民権を得たと言っても良いハイパーポップの中で鳴っているギターサウンドのサウンドとクロスオーバーする感じが日本らしいし面白い。

上記で紹介したアーティストを含めたマンスリープレイリスト〈TO'MORROW MONTHLY〉も公開してます!

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