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コミュニケーションコストを考える

あなたはこういう文章をもらったことはありませんか?
「〇日のXX時予定空いてますか?」

たったこれだけの文章です。
関係性にもよりますが、何があるかによって行くか決めたい人が殆どです。

濁した回答をしたことがあるのではないでしょうか。
          ・・・・・・・
そして一番重要なのはあなたが送る側になっていないかということです。


この文章の何がいけないのか、今回はその心構えとなるコミュニケーションコストについてお伝えします。

無駄なやりとりをなくす

"無駄"となりうるやり取りが発生します。
このような文章を受け取った側は何があるのか気にします。

時間が空いていることを伝えたのち、行きたくないものだった場合断りにくいためです。
これを使って断られないデートの誘い方というのもあるのですが、それはまた今度。

つまり、このあと「その時間に何があるの?」というやり取りになります。
送信側はそれに回答したのち、受信側はOK/NGの判断をします。

それならば、送信側が事前に要件を伝えることでやり取りがなくなります。

「〇日XX時から、~~でこういう集まりで飲み会するけど予定空いてますか?」
→行きたいならYES、行かないならNO
この回答でやり取りが終わります。

2ラリーで終わるところが、冒頭の聞き方では4、はたまたもっとラリーが増えます。


認識齟齬をなくす

認識齟齬により人間関係が悪くなった経験、ありませんでしょうか。
上記の飲み会を誘う文章でどのようなものかきっちり伝えることはもちろん、送信側と受信側の認識を一致させる文言を使いましょう。

飲み会だと思って駆けつけたら、自分の知らない人の接待会だった
この場合、認識齟齬が発生します。

気兼ねなく飲めると思っていたが接待だったため、気遣いなどで疲労するということもあります。
このような自体を避けるためには文章送信側が相手にもわかりやすい言葉を選ぶことが大切です。

飲み会であればどのような意図でどんなメンバーが集まるか、
飲み会が合コンなら合コンという言葉を使う、
飲み会が接待なら〇〇さんという方と一緒に飲むなど状況を伝える、
これらのことをしましょう。

その目的は認識齟齬を防ぎ、関係性を保つためです。
今回きりで関係を断ち切るという思いであれば話は別ですが、長く続ける関係であればきちんと伝えましょう。


自分本位をなくす

コミュニケーションコストで大切なのは相手への気遣いです。
お誘い文章を送るのにそこまで丁寧にする必要あるの?と思う方もいるでしょう。

前提として関係値によるところがあります。
しかし、きちんとした文章を送ることは相手への気遣いとなります。

断りやすい文章を送るのも気遣いです。
無駄なやりとりでも紹介したように、予定だけ聞かれるのは断るための素材も不足しています。

きちんと素材が揃った上で興味があればYES、興味がなければNOと分かりやすいことが大切です。
その根底は受信側への気遣いとなります。

自分だったらこれでいいな、ではなく受け取る相手のことを考えましょう。


コミュニケーションコストを大切にするということは即ち気遣いを大切にするということです。
全ての人間に同じ方法が適応するということではありませんが、誘う文章1つでコミュニケーションコストについてどこまで考えているかよくわかります。

きちんとできている方であれば関係性も良好となり、仕事に発展することもあります。
イベントなどでは集客のためにとりあえず予定聞くこともあるでしょう。
そのときでも相手のことを考え、1つの返事で答えれるような文章を送ることをしてみましょう。


では!

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