散文集:記憶達「トロントの夜」
記憶「トロントの夜」
そして、
日は常に終わる。
新しい友に会うのは、暖かい春の日に似た、緩やかに僕の魂をくすぐる。
恋に落ちるのは、輝ける夏の日の様な、穏やかにはいかずに僕の体を燃やす。
家族を恋するのは、風吹く秋のごとく、より穏やかに僕の頃をかき混ぜる。
誰かを失うのは、死ぬほど孤独な冬の日と同じく、ただ痛む。
しかし、
夜も終わる。
僕のノートパソコンが潰れかけている。
「From Night in Toronto」
And,
Day Always Ends.