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廊下が静かに!ポスターで変わる子どもたちの行動

支援員のともです。

「いってきます!」と元気にクラスの先生に挨拶してから
支援の教室へ向かう凸凹ちゃん。

いつも挨拶が終わると、猛ダッシュ!
私よりも先に飛び出していきます。
ものすごい足音を立てながら。

猛ダッシユのわけ

今まで見てきた子どもたちのほとんどが
支援の教室へ移動するとき走っていきます。
その理由を考えてみました。

  • 単純に走ってしまう⇒元気が有り余ってます

  • クラスで頑張っていた反動⇒じっとしていた分、体を動かしたいのかも

  • 遅れる、遅くなったという焦り⇒遅れちゃいけないとわかってる

などがあるのかなと思います。
本当のところは、凸凹ちゃんに
聞いてみないとわかりませんが
こうした理由が考えられます。

「しないで」より「~しよう」

廊下を走る子に
「走らない!」や「「走っちゃダメ」
とつい言いたくなりますね。

でも、「~してはダメ」と言われると、
逆にやりたくなるのが人間の心理。

そこで、してほしい行動に言い換えています。
「歩こうね、静かに歩こうね」
と声をかけます。
すると「歩く」に意識が変わります。

凸凹ちゃんが廊下を走っているときに
「歩くよ!」と声をかけると
「早歩き」になります。

簡単で効果的なポスター

毎回、叫んで注意するのもは他の子どもたちに
はうるさく感じるでしょう。
聞こえてきていい気もしません。

廊下を猛ダッシュして、誰かにぶつかると
小柄な子だと、飛ばされて転んでしまう
こともあります。
頭を打ってケガをしてしまうこともあります。

なので注意しないわけにはいきません
でも、いつも注意する私も疲れてしまいます。

そこで、ポスター(A4)を作りました!

ポスターには
「どうしてほしいのか」
短い言葉で書きました。
これなら「パッと見てわかる」
言わなくてもすみます。

見せるだけ

使い方はとっても簡単。
教室を出る前に見せて確認するだけです。

ポスターの効果

このポスターを見せると、凸凹ちゃんは
「歩く」こと
意識するようになりました。

今では他の子が走っていると
「歩くよ!」と注意するようになりました。

特別支援の先生の反応

特別支援の先生にも見せたところ
「わかりやすくていいね」と言ってもらい
支援の教室にも貼ってもらえました。

支援の教室からクラスへ戻るときも、
見て確認してから出ます。

効果と反響

このポスターを作ってからは
廊下がとても静かになりました。

先生たちからも「助かるわ!」と
喜ばれています。

お願い

よろしければ、ご紹介した
ポスター用の画像はご自由に
お使いください。
その際、一言コメントいただけると
励みになります。


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