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七夕に見る凸凹ちゃんの成長

支援員のともです。

七夕が近づき、クラスで願い事を書きました。
先生が「できるようになりたいこと
を書こう」と言うと子どもたちは
思い思いに書き始めました。

凸凹ちゃんとのやりとり

その時、凸凹ちゃんが私のところに来て
「これ治したい」と虫に刺されて
腫れた太ももを見せました。

太ももは赤く腫れ、見るからに痛そうでした。
私は「そうだね、早く治るといいね」と声をかけ
「げんきにすごせますように」と
書いたメモを渡しました。

字を書くのが苦手な凸凹ちゃんですが
私のメモを見ながら一生懸命自分の願いを
書きました。

クラスでの授業 その後

クラスでは計算ドリルの書き込みを行いました。
支援学級では「えーヤダ」と取り組むのが大変ですが
今回は少し違いました。

「算数は得意だよね、やってみようか?」
と声をかけて見守ると、取り組み始めた
凸凹ちゃん。

集中していました。間違いもほとんどなく
落ち着いてしっかりした字を書いています。

クラスで与えられた計算ドリルは3ページ分。
みんなが終わって先生に〇をつけて
もらっています。

普段算数を見てもらっていない担任の先生に
見てもらいたいという気持ちが
やる気につながったのかもしれません。

ドリル3ページだけでもよく頑張った量です。
ドリルが終わった人は「計算プリント」です。

支援学級では量を調整している凸凹ちゃん。
まず「やるか、やらないか」を聞いてみました。

すると「やる!」と凸凹ちゃん。
それなら「これならできる?」
たくさんある計算問題を
「まず10問」とプリントを折って見せました。

こんなイメージ。

始まるととスラスラ取り組み始めました。
10問終わるごとにまた10問。しかも全問正解!
「すごいね、全部できてるよ」と励ます
気づけばプリントまでこなしてしまいました。

終わったら次の問題

みんなと同じ量を時間内に終えることができました。
頑張ったね、とプリントにキラキラシールを貼ってあげました。

凸凹ちゃんの努力と成長


クラスでの凸凹ちゃんは、始まると
騒いだり離席することなく
クラスのみんなと同じ量の課題を
こなすことができました。

「早いね、もうこんなにできたね」
と励ましながら取り組みました。

支援学級は凸凹ちゃんにとって息抜きの場
でもあります。
少人数だからできること、スキルトレーニング
個別対応ごほうびタイムなどがあります。

「やりたくな~い」と段ボールハウスで
クールダウンする時間も必要です。

でもクラスでは、凸凹ちゃんなりに
「ちゃんとやらなきゃ」「みんなもやってる」
という気持ちがあるのかもしれません。
そんなことを感じました。

まとめ

凸凹ちゃんの七夕の願いとクラスでの奮闘を通じて
どれだけ頑張っているかを改めて感じました。

支援学級での息抜きとクラスでの挑戦
そのバランスが彼の成長を支えているのだと実感しました。

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