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数えられても書けない子が遊びながら学ぶ

支援員の「とも先生」です。

好きなことや詳しいことは熱く語るけれど
話が聞けない子

元気いっぱいで、いろんなことが気になり
集中が続かない子

おとなしく聞いているけど
じつはよくわかっていない子

などいろんなタイプの子どもに
そのときの気持ちに寄り添いながらも
「どこまで、どのくらいならできそうか」を
考えつつ毎日、関わっています。

今回は「数」についてのお話です。


数えられても書けない

算数の「数をかぞえよう」という問題があります。
指をさして順番に数えることはできる子です。

でも5より大きくなると
途中で数を飛ばしてしまうことがよくあります。

また「かぞえた数を書いてみよう!」と言われると
「書けない、書き間違える」
ということがよくあります。

「8」と数えたのに「3」と書いてしまう。
例えば「3と8」、「6と9」を
書き間違えることもよくあります。
それは「覚えていない、覚えきれていない」
からです。

トランプで「数える・読む」練習

「数をかぞえる・読む」練習には
「トランプ」がおすすめです。

まずは「7ならべ」
基本のルールはこれを見てください。


今回、使うトランプは「10まで」
赤・黒でマークは各1種類
使うトランプは赤・黒で1種類、1~10まで

使うトランプは赤と黒の2種類で10まで

ルールは普通の7ならべと同じです。
トランプなら数字を読み間違えたり
わかわらなければ、マークの数を
数えればわかりますね。

終わったら、順番に読ませたり
ランダムに指して数を読ませることもできます。

また「スキルトレーニング」にもなります。
順番を守る、勝ち負けを通して
どんな気持ちになるのか

「負けても泣かない・騒がない」など
さりげなく遊びながらルールも学ぶ
ことができ楽しめます。

書けない・書き間違えにおすすめ

数字が書けない・間違えるタイプの凸凹ちゃんに
おすすめのアイテムは

「ちびむすドリル」の「すうじのひょう」です。
https://happylilac.net/suzihyo.html

おすすめの理由は
・シンプルなこと
・数字の配色により数の理解がしやすいことです。
⇒プリントアウトしてラミネートしておくと
いつでも使えて便利です。

「ちびむすドリル」の「すうじのひょう」 https://happylilac.net/suzihyo.html

どんな場面で使う?
・数えられても、正しくかけないとき
⇒表の数字をさして見て書かせます

・すうじの穴埋め問題
5・□・7・□・9・□など
言えても書けないときや、わからないときも
表を指さして見て書かせます。

ポイント

・2回間違えたら、表を見て書かせること
⇒何度も間違えると、やる気もなくなります

・「がんばって書けた」ことを褒める
⇒具体的に褒める
 例:大きくかけたね、ゆっくりかけたねなど

自信を育てる具体的な声かけ

よく「ほめるところがない」という
声を耳にします。

ほんの「ささいなこと」でいいので
「あたりまえにできていること」を見つけて
言葉にしましょう。

5個練習したら、5個「も」書けたね!
とほめます。

「ここまっすぐに書けてカッコいいね」など
小さなことを見つけてみてください。

このような具体的な言葉が子供たちの
自信を育てます。
もしよかったら参考にしてみてください。


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