今が一番、楽しかったらどうしよう?
久しぶりに通勤ラッシュの電車に乗ったときのこと。懐かしい朝の電車に揺られて、ふと結婚前に感じていたことを思い出しました。
社会人になって1、2年。
憧れの会社に入って、少しずつ出来る仕事も増えて。夫とは遠距離恋愛の寂しさはあるけど、その分、思いっきり平日働いて、飲みに行って、習い事に行って・・・
忙しいなりに楽しく充実していたし、そんな毎日に、結構満足していたんですよね。そのころ職場の先輩から言われていたのが、こんな言葉。
「そうか、今が一番、楽しいときなのか…!!!」
いたいけな少女(いや、ちょっと盛りました。すでにそこそこ…充分、大人でした)だった私は、それを素直に信じ込んでいたのです。
そもそもが遠距離恋愛。お互いの就職先が離れていたので、結婚したら、今の仕事は続けられるのか?習い事なんて絶対諦めるしかない。そして子供…子供!?ますます焦って、不安になってしまったのでした。
よく考えると、受験、就活、結婚、子育て。人生のビッグイベントを前にしたとき、経験者の話を聞くことって、多くありませんか?イメージしやすいところでいうと、就活で大学のOB・OGの話を聞いたり、採用イベントでも先輩社員が出てきたり。
経験談は何より参考になるし、リアルな話を聴くと臨場感が上がって、「自分もその時期になったら、こんな風になるのかな」なんてイメージしやすくなりますよね。
いいことも沢山あるけれど、でも、こんなふうにも思うんです。
って。
雑誌やネット記事を読むときも同じ。例えば出産前に壮絶な出産レポを読んで、”そうならないように”って対策を読むんだけど、その時、確実に〝出産は壮絶なものだ〟って情報が無意識に刷り込まれてる。
でも、それって本当???
”何もしなかったら、そうなる”、そう疑いなく信じていることには、気づかない。
振り返ると、「今より大変になるいつかのために」がむしゃらに走り続けていた時期が長かったです。忙しく充実していると思っていたけど、立ち止まるのが怖かったのかな。
不安を原動力に動いていた時代は、透明の箱にぎゅっと身体を押し込められているようで…いつもどこか息苦しかったんだと、今になって思います。
で、5年ほど経って、現在。
むしろ結婚してからの方が、よっぽど選択肢が増えた。安定して積み上げていたキャリアは手放したけど、あの頃よりずっと、安心してる。
これは色んな転機があって(詳しくはプロフィールをご覧ください)、コーチングや心理学を学んできたのが大きかったです。
無意識の思い込みに気がついて、お互いの大切なことを大切に、夫婦2人でゴールに向かって生きる方法を知ったので、今も楽しい、これからももっと楽しい、って、心の底から信じています。
ああ、叶うなら、当時の自分に言ってあげたい。
最後まで読んでいただきありがとうございました^^今日も素敵な1日を🚢!
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