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もう一つのGoTo

お久しぶりです!
先日超久しぶりにエッセイ漫画をアップ致しました!!

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40歳を過ぎてからいろいろな習い事に挑戦している
バツイチ&シングルの生き様を描いておりますw

ご興味のある方はぜひご覧になってみてください。

さて、今回はあまり漫画とは関係ない話題を書こうと思いたち
「どのサイトが一番適切だろうか…」と、ふと思った末
久しぶりにnoteさんでアップすることにしました。

コロナが本格的に問題になってから…
もう10ヶ月くらい経ちましたでしょうか?
今年の3月くらいから始まって、まさかこんなに長くまで
人々の最大の関心事となり、生活の在り方まで変えてしまうとは…
本当にビックリしております。

TVのワイドショーやニュース番組では
コロナ関連の話題について触れない日はありません。
いま特に注目されているのは「ワクチン接種」や「変異種」…
「GoToキャンペーン」については停止の開始時期や是非をめぐり
騒いでいる…
そんなカンジでしょうか?

実はワタクシ個人的には上記の「GoToキャンペーン」に対してずっと
「まったく関心なし」…だったりするんですよね。
東京都はやはり感染者数がメチャクチャ多いじゃないですか?
東京都の端っこではありますが、一応ワタクシも「都民」ですし…
ぶっちゃけ「イート」も「トラベル」も心から楽しみにくかったと言うのが心情だったりします。

もちろんしっかり対策して、
感染リスクを減らして楽しむ分には全く問題ないと思っておりますが…。

「イート」や「トラベル」もいいですが、
他にもっと行くべきところがあるように個人的には思っておりました。

それは……

「病院(ホスピタル)」です。


コロナが問題になってから
「感染したらどうしよう…」という理由から
人によって差はあるかと思いますが、
足が遠ざかってしまった場所がたくさんあったように思うんですよね。

私の場合コロナが問題になってから自粛したものといえば
飲食関係の各種イベント(食事会&飲み会)、習い事にヘアーサロン…
そして病院です。

病院はもともと持病のある方は継続して「行かざるを得ない」場所かもしれませんが、表立って「ここが悪い」と言えるほどの持病がない人にとっては
この時期にむやみに病院に行くことで「逆にコロナに感染してしまうかもしれない」という心配もあり、非常に行きづらい時期があったように思います。

ワタシも幸いなことに「この薬がないとマズイ…」と言うほどの病気は
なかったので、コロナが流行し出した2~3月はすでに入っていた歯医者のメンテナンスの予約、また4月に予定していた婦人科系…「乳がん検査」は先送りすることにしました。

ただ6月くらいになってから自分の体に「ある変化」が起こりました。
もう一つの婦人科系の病気…「子宮系」の調子が
あまり良く無くなってきてしまったんです。

(以下、少し生々しいお話になります。)

1ヶ月の間…生理以外の日も少量ではあるものの「出血」がとまらない…
いわゆる「不正出血」が続くようになりました。
30代半ばあたりから自分が「子宮内膜症」であることは診断されていて、
それが上記の「不正出血」のおそらく原因であることはうっすら判っているのですが…

コロナ流行以前は3ヶ月に1回は婦人科に行き、
定期的にチェックを行っておりましたが、
気がつけば前回受診してから半年以上が経っていました。

8月になっても「不正出血」の症状は一進一退…
市の「子宮がん検診」を無料で受けられるサービスの期限も
終了に近づいてきていることもあり…
「もうこれ以上誤魔化してはダメだ」
まだまだコロナ収束の兆しはないまま婦人科を受診することにしました。

ちなみに自分の住んでいる付近にあまりいい病院が見当たらず、
ワタシは女医さんが院長を勤めていることでいつも大盛況の…
隣町のクリニックに通っていました。

ただその隣町…
TVでも「コロナ流行中にもかかわらず、人混みがすごい街」として取り上げられるくらい人が多かったので…
それも通院の再開へなかなか踏み切れなかった一因だったかもしれません。


半年ぶりに行ったクリニックには、もちろん色々な「変化」がありました。
「変化」の内容については下記の通り。

①入口にアルコール消毒が設置
②体温計を使用して検温&問診票へ記入(※海外への渡航歴はないかどうかなど)
③椅子の数の減少
④内診室のカーテンを使用しない

①〜③についてはどこの病院でも行っているので
あまり気にならないかもしれませんが、個人的には④の変化に大変驚きました。

婦人科には女性が腰掛けてから器具を使って子宮の内部を診てもらう…
「内診台」と言うものがあるのですが、
以前はカーテンで自分の下半身部分は仕切られており
内診している医療従事者の姿が見えないような工夫がされていました。

ただ半年ぶりに行った内診ではいつも通りにカーテンを閉めようとすると
「コロナ対策のためカーテンは開けたままでお願いします」と声がかかりました。

婦人科ということもあり診察のしやすさを考えて一応スカートを履いて受診しましたが、下着の着脱が終始丸見えの状態で内診を行うことになり、
同じ女性同士とはいえ少し動揺している自分がいました。

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その日は久しぶりの受診ということもあり、子宮頸がん&体がん(※)の検査と血液検査を行い後日結果を聞くために再度受診したところ、がんについては問題ありませんでしたが「子宮内膜症」に関してはあまり良い状況とはいえず、
MRI検査をすることになりました。

(※子宮体がん検査は市の無料のサービス外の検査で、自費で行いました)

この時点ですでに半年以上受診しなかった事を
ものすごく後悔………。

MRI検査まで行いましたが、
幸いなことに「内膜症」に関しても「悪化」はしていないことが分かり、
今後も「要経過観察」となりホッとしました。


これら一連の事を経験したワタシはその直後すぐに本来なら4月に受ける予定だった「乳がん検診」の申し込みをしました。

一度、市の健康診断で行ったマンモグラフィー検査でひっかかってから
お世話になっていて、年齢的にも「年に1回」の検査を勧めてくれた
とても信頼のできる先生のクリニックです。

マンモグラフィー検査というのは、乳房を専用の機械で挟みレントンゲン写真をとるのですが、

ものすっごく痛い検査なんですよね

(※もちろん個人差はあります)


短時間ではありますが、上記の苦痛に耐えた後
そのクリニックではレントンゲン写真でチェック後
乳房の超音波検査も行ってくれます。

半年ぶりにお会いする先生には
本当は4月に受診する予定だったが、この時期に受診してしまった事…
また受診しようと思ったきっかけが子宮系のトラブルであった事を率直に話しました。

先生からは「乳がん」については全く問題がない事を告げられました。
今回の受診についても
「コロナのせいで検診を先延ばしにしてしまった人は本当に多いよ。
というか、その時期に検診を行う予定だった人が
半年後の今…検査に来ているのだと思う」

そんな風に仰って下さいました。

ただその後に
「実はその半年の間に乳がんになってしまった人もいてね…。
そういった患者さんが皆言うんだよ……。

その半年の間に検査に来ていれば
乳がんの発見が早くできたんじゃないかって…。

でもしょうがないよね、彼女たちは悪くないよ
だってコロナの…こんな状況じゃ……」

とても悔しそうに語る医師の姿が印象的でした。

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半年以上「子宮内膜症」の受診を先延ばしにしてMRI検査まで行わなければならなかった自分としては
半年間乳がん検診を先延ばしにした結果…「乳がん」と告知された患者さんの事を
全く他人事とは思えませんでした。

「運が悪ければ…ワタシだって十分起こり得る事だった」

クリニックの帰り道ではそんな気持ちでいっぱいになっていました。

不運にも…コロナに感染してしまったり、
重症化のために亡くなってしまう方がいることも非常に悲しい事ですが、
その一方でコロナの感染リスクを危険視しすぎるが故に
従来なら受けるべき「検査」といった自分の体の「メンテナンス」を先延ばしにしてしまう「弊害」についてについても考えざるを得ません。

「イート」や「トラベル」も日本の経済を活性化させるために必要な「行動」だったかと思いますが、
その一方で自分自身はもちろん家族の「健康」の為には引き続き「行動」すべきなのではと思っております。

ぜひもう一つの「GoTo」は停止することなく…
「病院(ホスピタル)」で自分の体のメンテナンスをしてあげて下さいね。


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