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ミッキーの耳をつけたがらない息子のこと

先日、子育ての一環でディズニーシーに行ってきた。

息子を連れて行くのは初めて。

「えーいらないよ。そんなの」

夢の国についた瞬間にミニーの耳を買おうとすると全力で阻止された。もちろん、自分のためにもミッキーの耳は買わないと頑な。私はすっごく欲しかったが大人げないと思ったので買わなかった。

ポケモンのキャップ被ったまま園内を巡ることになった。

ウチの子はツンデレ傾向があるから、キャストの方が手を振ってくれても目を逸らしてニコリともしない。

だけど、アトラクションはいろいろ乗って、とても楽しそうにしてた。タートルトークでちゃんと「うぉー」と両手を上げ、マッコウクジラに「くーじらさーん」とか言うことができていた。

そんな姿をみると私も嬉しい。でも、ミッキーの耳つけたらもっと気分上がったのになーとか思ったりする。

スパンコールでキラキラ輝くミニーの耳をつけて歩く親子など見かけると羨ましくなるけれど、そんなものは見えないと自分に言い聞かせる。

あれこれ楽しく過ごしていたら、あっという間に夜になる。

彼は20時に始まるショーにいたく感動したようだ。朝からかれこれ10時間以上いて初めて「いやー楽しいね!」と言葉にして目を輝かせてキッラキラのミッキーを見つめていた。

大袈裟に盛り上がるショーが終わり、さぁ、帰ろうと歩き始めた途端。

「ねぇ、ミッキーの耳買いに行こ!」


今買ってもさ…。

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