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現在、ふつうの生活者としてリアル中国を経験中です

11月より、遼寧省瀋陽市というところに引っ越し、稼働しています。
さむっ・・・(連日氷点下です)

https://zh.wikipedia.org/wiki/File:Shenyang_Location_in_China.png より

北京、大連から高速鉄道で2時間くらい。札幌と同じ緯度にあり、姉妹都市になっています。東北3省の交通網を結ぶ拠点、みたいなところで、人口800万、日本で言うと名古屋とかの都市レベル感なのかなあ。里山の麓で育った私としては大変都会です。

10年前にもここに住んでいたのですが、家族3人で再び移住。娘の高校卒業後まではこちらにいる予定です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%80%8B%E9%99%BD%E5%B8%82

さて、10年経って訪れた瀋陽。生活レベルがぐんと上がりすぎていて、驚きました。

空港に降り立ったとき、冬に欠かせない暖房のため温水を送り続ける工場の煙突から、煙の匂いが気にならないことにまずびっくり。10年前は、世界中のPM2.5が中国のせいになっていた勢いで、町中がもくもく煙に覆われ、煤の匂いでいっぱいだったのですが、今はほとんどありません。

また、商業施設なんかに行ってもトイレのレベルがかなり上がっているし(悪臭なし、おこぼしなし、掃除がまめに入っている様子?)

海外の食が楽しめるレストランはほとんどありませんでしたけれど、試しに入ってみた西洋料理もびっくりするくらいのレベルだったし、最近は近所にローソンさんもお目見えしました。


ただ、ごく一般の生活者としては、やはり身近に路上で商売する人たちや、農村部からロバを引いて野菜を売りに来る人たちも普通に接することがあり、

生活レベルの底上げが感じられる一方で、格差は相変わらずのようです。というか、ここまでくると広がってる・・という感じ。

生活がのっぺりとした便利さを備えていく一方で、この街ならではの昔ながらの商売や暮らしのあり方、わたしたちから見る「不便さ」と言うのも依然としてあり、

そういうものを、せっかくなら見逃したくないし、理解したいし、共存したいなあという気持ちになります。

どうしてこうなってるんだろ?
ここでの人間関係のあり方って?
どんなことに価値を感じるんだろう?

そんなふうに疑問が浮かぶって、ありがたい生活環境だと感じます。

今はまだ、毎日、見るもの、触れるもの、経験することが新鮮。こういうテンションの時というのは、やはり書いて、自分の思考を整理していくのが一番ですね。

というわけで、インスタを開設して、日記的に綴ってみることにしました。

https://www.instagram.com/lifeinchina1030/

出来るだけ、今のこの町の様子を、生活者としてみたり、聞いたり、経験したりしたいなあと思ってのこと。

誰の役に立つわけでもありませんが、なんでもないことが、いつ何きかっけで、視点や世界が広がる何かを提示することになるかわからない。

なんでも、やってみないとね!

少なくとも、私はここでリアルにそれを経験していて、それが大きな財産になっており、

アクセスしてくれる人たちにとっては、ちょっとしたドキュメンタリー、いやフィクションに近いドキュメンタリーみたいにして楽しんでもらえたら。

改めて思うのは、書いて、みなさんと共有できるというのは、私のセーフティネットワークそのものだな、ということです。

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