文字起こしアプリ「notta」がすごい
今年に入って、2時間近い取材が何本も続いた。テープ起こし(あ、以下文字起こしにします)は、私が社会人になった時に初めて仰せつかった仕事で、今でも取り掛かるたび思い出すことがいろいろ・・・
余裕がある時は、自分でやるようにしている。その時の声の調子とか、相槌は、文字ではよく伝わってこないから。
文字起こしにかかる時間は、だいたいインタビュー録の三倍(と、当時習った)。そんな時間どこにもなくて、かつ外注する予算もなかった頃、このアプリを知った。
教えてくれたのは「せいかつ編集サロン」の大木春菜さん!
ライターや編集者がたくさん集まる(もちろんそうじゃない方も)、アウトプットしながら自分を深める、まるで手帳のようなサロンです。本当にありがとうございます!
サロンで、「文字起こし、皆さんどうしてる?」的な質問を投げかけたところ、このnottaを教えてもらった。
これは、本当に驚きだった。びっくりするぐらい優秀なのだ。
録音データをnottaで読み込むと、2、3分でテキストに起こしてくれる。オンライン上では、収録時の細かい時間表示にあわせてテキストが表示されるので、内容の振り返りが十分に可能だ。もちろん、テキストデータはダウンロードも印刷も可能、さらには、テキストの修正はWEB上でもできてしまうことは最近知った!
推したいポイントが多すぎるnotta!
もちろん全て完璧というわけにはいかないが、それでも何を言っていたのかは大方判読でき、録音の音質がよければよいほど、文字起こしの精度もあがっているように感じる。
ちなみに私は、機械音痴+心配症なので、zoom会議はiphoneやPCのレコーダーでも音声だけ録音。その音源をnottaで読み込んだものが、毎回かなり完成度が高い。
音のクリアさ、大事みたい。
先日さらに驚いたのは、zoomとも連動するようになっていたこと。どこまで進化するんでしょう、このアプリ。
ウェブ上で会議室を登録する(URLを入れてボタン押す)だけで、その会議が同時に文字起こしされていくなんて・・・
とはいえzoom同時文字起こしは、先日初めて使用したところ、ちょっとバグっちゃってて文字起こしは途中で全くよーわからんことになっていたのが残念だ。
しかし、総合的に見てこのサービス、どんどん機能がよくなっているし、これもゆくゆく改善され、より使いやすくなっていくこと間違いなし、の信頼感がものすごく強い。
また一つ、出版社新人の仕事がAIによって奪われてしまった。そう捉えることもできますかね。
でも、音がこれだけ早く、正確に文字になるってことはですよ、文字起こしの精度が100%に近づいていった未来には、もう音声データは必要なくなっているかもしれないですね。もう「思考」の段階で何かをアウトプットしていく、そういう時代がくるのかも。
すでに、脳波によって考えていることを読み取り、プロジェクターに映し出す、なんていう研究があることを何年も前に聞いたことがあるし、
すごいなあ、人。すごいなあ、AI。と、感心するばかりです。
notta、ライターや編集者の方にとっては、もしかしたらあたりまえのツールかもしれませんね。もしまだご存知でない方がいたら、ぜひ一度試してみてください。有料会員になれば使えるサービスも広がります。
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