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ライブインタビュー「私とことば」vol.3_気になる!音声表現教育とは

打ち合わせがあまりに面白かったので、ネタバレにならないように気をつけながら・・・

子どもとことばの教育ラボにて3回目のライブインタビュー、今月は、「話す・聞く」をベースにした音声表現教育についてです。


私は、書くことを通じて子どもの表現に向き合いますが、書くことって、そんなに焦らなくても、そのうち身について行くものでもあろうと思うのですよね。

小学校低学年のうちから「うちの子の文章力が心配で・・・」ってたまにお問い合わせいただくのですが、そんなことはあるまい。ことばは、体験が増えるにしたがって、増えていくものだと私は思うからです。

三浦しをんさんが指摘しておられたのかな、10代で大成する小説家がいないのと同じように、長い文章がかけたり、リアルな身体表現が言葉でできるようになるには、それなりの時間と自身の成長、そのための体験が必要なんだと私も思います。


尚且つ、です。言葉の習得には順序があり、「読む・書く」の前には、「話す・聞く」があります。幼少期はこちらの方がメインで、母語を育てていくプロセスにある。

個人差や強み・弱みを加味すれば、まだ年齢が小さいうちは、耳や、口をしっかり使って、言葉を覚えていく時間、もっと大切にしてもいいのかもしれないって思いますね。

いや、言い換えたら、「耳や口を使って言葉を覚えていく子どもたちを、大人の側が受け止める・受容する・表現し合う」ことが試される期間なんだろうと思います。


というわけで、今回のライブ配信のゲストは、自ら音楽家であり表現者でもある、新垣俊さん(沖縄在住!)。

新垣俊(あらかき・しゅん)さんプロフィール/元大学非常勤講師。著書に『みんなでひとつ』『人は誰でもいつからでも可能性のカタマリなんだ』(どちらも、なみのいろ出版)。早稲田大学法学部卒業後、英国スコットランドに遊学。アヒル犬クルンピィーの作者、学術論文多数。超未熟児で生まれた女の子を育てるシングルファーザーとしても奮闘中!

新垣さんのブログ
https://profile.ameba.jp/ameba/luckysonglucky/


法学部だった新垣さんは、ある時、「自分がメッセージを伝える」よりも「表現者を増やす」ことの方が、より良い社会や世界を作ることにつながるのでは、と気づいたそうです。

自らも音楽活動をしながら表現教育について研究・実践を続け、奇跡的にもラボを通じて出会ってくださいました。

新垣さんが着目されるのは、「話す・聞く」をベースにした音声表現教育の有効性です。

母語の習得に「話す・聞く」は非常に重要です。かつ、音声表現教育がうまく導入できれば、本来あるべき学びの姿を実現させる可能性を持っている、とおっしゃいます。

それは、一つには「正しさから解放されて」「教え合うのではなく、受け止め合う。経験しあう」ことであろう、と。このあたりはライブでも掘り下げたいところです。


でも、人前では恥ずかしくて何も言いたくない……という、思春期以降の子どもたち(大人含む)がほとんどだと新垣さんもおっしゃっていて。

彼らの心の扉をどう開くか。どう表現に導くのか。

非常に気になるテーマです。

そして、打ち合わせの中で、新垣さんが実践されている、場をほぐし、お互いの「ふたを外していく」方法を、私たちも試しにやらせてもらいました。「な、なるほど〜!」と体感込みで唸るしかありませんでした。論理に基づいたノウハウは、説得力が半端ないです。


「うちの子の文章力が心配です・・・」というお問い合わせに対して、子どもの可能性(未来)を限定してしまうことへの違和感をどう伝えたらいいかと思っていたのですが、

どうしても心配な場合は「読む・書く」の前に、「話す・聞く」を点検してもいいのかもしれないと思いました。

そして、作文教室としても、紙の上でつらつらと思っても見ない嘘っぱちの書き方を覚えるよりも、身体を使って自分を表現することで解放される体験を重ねる機会を作る。

私の作文教室では、そっちに注力してみてもいいのかもしれない、と思ったりします。いよいよ、名実ともに書かない作文教室へ(笑)。→ゆくゆく実験したい。


というわけで、次回のライブは、<「話す・聞く」から始まることばの教育>をテーマに、新垣さんからたくさんヒントをいただきたいと思います。

言語教育にかかわらず、子育て中の皆さんにも大いに参考になるお話が聞けるんじゃないかと、今から私もワクワク✨しています。皆様もよかったらぜひライブでご視聴ください。

子どもとことばの教育ラボ月1ライブインタビュー
「私とことば」vol.3

\ 今月のゲスト /
表現者 新垣 俊 さん

元大学非常勤講師。著書に『みんなでひとつ』『人は誰でもいつからでも可能性のカタマリなんだ』(どちらも、なみのいろ出版)。
早稲田大学法学部卒業後、英国スコットランドに遊学。アヒル犬クルンピィーの作者、学術論文多数。超未熟児で生まれた女の子を育てるシングルファーザーとしても奮闘中!

\ 開催日時 /
10月22日(金)13:00-13:30

※アーカイブは今月いっぱい残します。この機会に、皆様からの質問やコメントも、どしどしお寄せくださいね!

\ 新垣俊さんinfo👇 /

ブログ https://profile.ameba.jp/ameba/luckysonglucky/
FB  https://www.facebook.com/shun.arakaki.73

\ ライブ配信はこちらにて👇 /
子どもとことばの教育ラボ(FB非公開グループ)に参加の上、ご視聴ください。参加はどなたでもお気軽にどうぞ〜。
https://www.facebook.com/groups/324513609299814

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ラボを通じて、なかなか出会えない、自分から開拓しにくい濃ゆいご縁をいただいています。本当にありがとうございます!

いつかここでのアウトプットを何かにまとめたいな〜✨そんな夢も膨らみます。

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