フォークダンスにかけた青春

恥ずかしい青春話は沢山あるのですが、その中の一つを。

80年代私は中学2年生でした。その頃私は、動物のイノシシにしか見えないと思っていた一学年上の先輩を、委員会のたびに見ていたら、なんかよくわからないけど好きになってたんですよね。(ラブレターを渡した話は以前しました)

まだラブレターを渡していない頃。
11月半ばの文化祭の日。夕方からは後夜祭があり、全員オクラホマミキサーというフォークダンスを踊ることになっていました(なんか昭和!)。一瞬ですがイノシシ先輩と踊る順番が回ってくることになりました♡

あらどうしよう。私は万全な体制で臨まなきゃと思いました。思いついたのは、髪はツヤツヤサラサラで、ちょっと香ったらいいかも!と思いました。

その頃は、シャンプーの後はコンディショナーではなく、リンスでした。母の教えでリンスは洗面器の中でお湯に溶かし、髪にかけ、5分ほど放置したらお湯で流すというやり方で使っていました。

そこでピッカーン!と閃いたこと。リンスの放置時間を長くしたらどうかしら?夜リンスして、一晩放置してみよう!我ながら良い考えだわ!と思いました。

そして実行。文化祭の前日の夜、リンスを濃いめにお湯にとき髪にかけました。わくわく。
朝。起きると、あれ?髪がなんともベタベタして気持ちが悪い。良い香りも全然しない。むしろ生臭い。若干頭皮が痒いという最悪の事態に😱
慣れない寒い朝のお風呂場。
なんか調子が狂ってしまって、失敗したーと思いました。何でこんなこと思いついちゃったんだろ…後悔しました。

そんな感じで文化祭、そして後夜祭を、ベタついた生臭い髪で迎えました。
フォークダンスはめちゃめちゃ緊張した一瞬だったと思います。でもあの苦く迎えた朝と、一日中淀んだ気持ちになったことで、肝心の踊った瞬間はあまり覚えていないんですよね…。
私のだいぶおバカな恥ずかしい青春の一コマ。
読んでくださってありがとうございます♡

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