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入院。手術前日、乳がん手術の説明を受ける(1)

入院日は2023年2月7日です。これが人生2度目の入院・手術です。前回はこの2年半前、腹腔鏡下子宮全摘術のためでした。

病院到着から入院までのハードル

新型コロナのPCR検査を行うとのことで、朝イチの到着でした。最初にPCR検査を受けてほしいとのことで、屋外にある発熱外来専用のテントで検査を受けました。初めて綿棒を鼻の奥まで突っこむ検査で、突っ込んだ方の目から勝手に涙が出て、それを見た看護師さんに「痛かったよね」と笑われてしまいました。面白い身体の反応に、私も笑ってしまいました。その後、入院受付に所定の書類を提出して受付は完了です。

我がベッドに空を

部屋は、個室か4人部屋で、個室(+1万円以上/1day)、相部屋の窓際(+2,800円/1day)、相部屋の廊下側(差額なし)の3種からの選択でした。前回の外来の際に希望を聞かれ、個室は即行断念して、私は空が見えないとモチベーションが上がらないので、自己投資!と思い、相部屋の窓際を希望しました。後々人に話すと「相部屋の中で差額があるの?」と驚かれましたが、結果的にこの選択で正解でした。

希望が叶い、窓側のベッドに案内されました。隣のベッドとの間は、壁の役割もするクローゼット付きの高さのある木製の棚があり、もう一方は、一面、空も緑の景色の見える窓という、半個室のような環境でした。(ちなみに差額なしの廊下側は、共用のトイレか洗面所に隣接していました)

案内はされたものの、PCR結果が出るまで、荷物はなるべく広げず、カーテンからは出ないように待機をお願いされました。

そうだ、PCを持参したのだと、返せていない仕事のメールを書いたりしながら昼ごろまで待ちました。もし陽性なら全て仕切り直しですから、少々緊張します。

ID付けられるだけで入院患者気分が上がります
ヒマなので自撮りしてみたり。
新型コロナ感染者絶頂期の頃です。発熱外来はしっかりエリア分けされている病院ですが、お気の毒にも過去に院内感染が起こったようで、入院前の陽性確認+就寝時や酸素吸入時もマスクを着けて過ごしました。外したのは手術とシャワー中のみ。
お昼ごはんが先にきました(食べた)

PCR結果と手術の説明

主治医の元に呼ばれ、PCRは陰性で、次の日の手術の説明を受けました。腫瘍を取り出す為に切開する箇所は聞いていましたが、取り出す中身の大きさはここで初めて聞き、腫瘍の周囲とそこにつながる乳管も切除するとのことで、想像よりも大きく驚きました。ケーキのピースをカットするようにと形容されていました。乳が削げる〜〜〜と驚きつつも、ここまで来ると何が来ても動じないわよという感じで、内容も理論的で納得できるものでした。

同時に、センチネルリンパ節生検についても説明がありました。こちらは、私自身が知りたいことに対し、適切な質問のしかたができていなかったと、後々振り返ることになりました。言葉を選び質問するにもまずは知識が必要です。「ここも切るのですか?」とか、「ドレーンを付けるのですよね?」くらいのごく基本的な確認で、主に話を受け取るのみでした。最後に、説明書に確認済サインをしました。(下部へと続く)


※その手術内容はここに書いています


手術の所要時間と立ち会い人

他には、手術の開始時間と所要時間も、立ち会う母に知らせることになっていたので、詳しく聞きました。開始は13時頃、所要時間は2時間半ほどとのことでした。センチネルリンパ節生検の術中迅速病理診断(=その場で組織の検査を行うこと)の結果、リンパ節への転移があれば、郭清(切除)のため、+1時間とのことでした。

また、母が不安で、妹も立ち会い人にしたかったようですが、看護師さんに伝えて検討いただいたものの、厳重なコロナ対策でやはり1名のみでということになりました。

手術直後に説明を聞くのはこの立ち会い人です。母は写真を撮るのが苦手で、妹に取ったブツの写真を撮ってもらおうと思っていたのに、これはもう写真は諦めた方が良いのかしら〜と考えたり。きっと後日でも記録見せてもらえるでしょうしね。

(2)へつづく


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