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2023年乳がん感謝。どうぞ引き続きご愛読を。

前回の記事から3ヶ月ほど経ったようです。その後の経過を書こうと下書きを残したまま、仕事の忙しさやら何やらで綴るタイミングを逃してしまい、年末を迎えています。

乳がんが発覚したのが今年の1月でしたから、丸々これと向き合う1年となりました。振り返れば、人生の重要な課題をもらったのだと思います。

誰かが書き綴った言葉から情報をファイリングするのではなく、体感は真実でしかなく、これを真正面から向き合い多角的に解読することは何よりの知となります。自分も仕事も全て含め、様々なことを見直したり、本質を改めて捉え直したりしました。この機会がなければ静観を続けていただろうと思う事も多くあり、心理面はコントロールできても、その反動をついにこの身体が受け止められなくなったということなのだろうと思います。

自らにアクションを起こすタイミングは、これまでにも何度か経験していますが、精密検査からがん宣告を受けるまでの最もハードな心理変容、つまりはここで得られる心の技術の応用で、しがみつくことなくスッキリと前を向くことができているのが嬉しいです。

放射線治療終了からは5ヶ月経ちました。照射の影響で一時なくなった脇毛は3ヶ月程経た頃から復活し、腫瘍を取り出した手術痕も随分ときれいになりました。また、乳房の部分的なへこみも手術直後よりもなだらかになりました。この脇毛も傷も私の誇りです。

復活。でもちょっと少なくなった?日焼け状態もすっきり元の色に。(照射終了から4ヶ月の頃)
ちなみに下半分つるりの頃(照射終了から20日間ほど)

照射段階が終わるまでは遠出をせずにできる仕事を続けていましたが、秋にはご縁あり、絶妙なタイミングで遠方より仕事をいただき、出張・宿泊して仕事を無事に納められたことも、ひとつの励みになりました。(見出し画像はその時のもの)

また、勤務する大学の学科からは可能な限りの協力をいただき、夏には少々のハードワークとなる集中授業を無事に終えられたこと、それから教え子たちや学生との対話から、共により良い未来を立ち上げられるような感覚を得られたことも、私のエナジーとなりました。

そして、様々な場面で協力してくれた家族や、私の心と身体の状態を見守り、時に重くなる腰を起こすべく、手を差し伸べてくれた友人たち、応援しながら見守り続けて下さっている方々にも感謝しています。

とにかく無理をせず、その分深く思索し日々を過ごすことが、自ずと今年のテーマとなりました。いつの間にやら年齢を重ねているこの身、興味もやりたいことも広がりつつあります。思いがけない展開も歓迎しようと思います。

日頃は食べなくなった濃厚なケーキと自家製チャイで、今年の満ちた日々を祝います。

おかげさまで月イチの検査は順調です。投薬での治療はまだまだ続きますので、来年もぼちぼちと記事を書きたいと思っています。ごゆるりと眺め続けていただければ幸いです。

どうかそれぞれの、良き新年を迎えられますよう。

元気にやっております

年明け初執筆は近況報告です。乳がんの話題から少し離れて、年末の検査やその結果について。


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