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ダサい私よ、こんにちは①


ファッションや美容ではいっぱい失敗してきた。



高校生の時
初めて自分で染めた髪は明るく染まりすぎた。

そこまで好きではないけど
モード系が流行っているので
マサキマツシマのバッグを背伸びして買った。
別にあれじゃなくても良かった。

(マサキマツシマさんなんかごめんなさい)

伸ばしたいのから
少し揃えてくださいとオーダーした美容室で
なぜか出来上がりがクリボーみたいになった。
これには絶望した。

高校生のとき初めてしたメイクは濃すぎだった。

いろんな髪型にチャレンジした。
しっくりくるものもあれば
いまいちなものあった。

太りすぎて合う服がなくなったとき
絶望していた。
あれは、明らかに食べすぎだった。

そのタイツありなん?
え、ありやろ!
人からの評価より自分のセンスを信頼した。

10代から20代前半までは
失敗や評価をそんなに恐れていなかった。

20代後半からは、「他人から見た自分」が
「オシャレに見えるように」
「スタイリッシュに」
そんなことを気にしだした。

あれ、でも、いや
そんなファッションが
好きだったのかもしれないなあ。

ネットで服を買うようになってからも
思った色じゃない、思った形じゃない、
着てみたら、履いてみたらサイズが…
とか山ほどあった。

迷って買って
やっぱり返品とかもいっぱいあった。

買って数回しか着なかった服たち。


ファションや美容では
失敗してもなんとかなる、が
分かるし、さすがにクリボーになった時は
悲しかったけど
(しかもお父さんに、なんて髪型してんだ!
ってなぜか怒られたし!)

でも、どうせ髪は伸びるし
誤魔化す方法を編み出せるようになったし。
なんとかなってきたし
お金が多くかかったり、とか
私の中では、あまり大したことでない。


って、ファッションや美容では
チャレンジができる。
たぶん失敗から学ぶこと
その後のリカバリーの仕方、
その流れも見えるし
自分だけで済む問題って思えるから。


でも、でも、でも


仕事とかビジネスとかになってくると
もう世界がひっくり返ったのように
失敗が怖くなる。


閃きやアイデアが訪れても
いや、でも人くるかなあ、
こうなってああなって
(ネガティヴな妄想に沼る)
お金、どうしよう…

他人と先のこと
お金のことが引っかかって
身動きできなくなる。

結局、失敗を見られたくない
変なプライドや見栄
失敗への恐れ
他人にどう思われるか
で自分をがんじがらめにする。


でもある時、友人に言われた。


かっこよく言ってみたけど
ごくごく最近だわ。



「今のお前はダサい。」


ひえエエエエエエエエエエエエエエーーーーー。


なんか1番なりたくなかった
1番言われたくなかった
私の人生に登場して欲しくなかった


「ダサい。」


最初は一瞬飛び魚のように
拒否反応が起こった気がしたけれど

次の瞬間

「そうかもしれない」


ダサくなるのが嫌で
ダサくなりたくない為に
ダサいと思われるのも嫌で

避けてきたのが「今」なのかもしれない。

と、思ったら笑えてきた。

これかよ、正体は!



"ダサい私よ、こんにちは"

あなたしばらく見なかったわねえ
お久しぶりねえ
何光年ぶりかしら
やっと会えて嬉しいわ
おかえりなさい


本当に望んでいるのは

ダサくらならいことでも
失敗しないことでもなく

「チャレンジや冒険をしたい」


そう、鮮明に思い出すストーリー

それは、また次に。。。


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