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引きこもりインドアな私の初ワーケーション

みなさんこんにちは。フリーライターのつじです。

月初に書いたnoteを読んでくださった方はご存知かと思いますが、6月3日〜6日まで生まれて初めてのワーケーションに行ってきました。

今回は初日に1人、2日目にもう1人の知人と現地に集合して行ったワーケーションですが、得るものや発信したいと感じたことも多かったため、noteにすることに。

これからワーケーションに行くことを考えている方はぜひ参考にしてください。

ワーケーションに関心を持ったきっかけ

私は学生時代、音大に行っていてピアノや楽器の練習とともに過ごしていたため、学生時代はほぼ旅行にも行かず。

社会人になってからも仕事に追われ、フリーランスになってもライブ配信を行なっており位置情報などが割れてしまわないよう自宅で過ごす…という旅行とは無縁の日々を過ごしていました。

そんな中でワーケーションに興味を持ったのはワーケーションに行き始めた人が生き生きとしていると感じたこと、またストレス過多で遠くに行きたいと思い始めたのがきっかけです。

生まれも育ちも都内で車も運転できなければ外で仕事をする必要もない。そんな私がワーケーションに行く理由も特段ないのですが、コロナ禍前からフルリモートで働いているからか、どこかでリフレッシュをしたいという気持ちが働き、ワーケーションをすることにしました。

今回私が利用した施設はこちら

今回私はLiving Anywhere Commons(以下、LAC)という 北海道から沖縄まで拠点があるコミュニティ&宿泊サービスを利用して予約しました。

初めてのワーケーションだったため、今回は友人にアテンドしてもらいながら茨城県にあるひたちなかの拠点を利用することに。

ひたちなかの拠点はイバフォルニア・ベースというコワーキングスペースと宿泊施設が2つあります。宿泊施設は民宿を改修して作られた満州屋さんにお世話になりました。

ドミトリーは寝室が個室となっており(ドラえもんの寝床のような場所)、リビングやお風呂場、台所は共用となります。

食事代やリネン・タオルのレンタル費用はかかりますが、6,500円程度で泊まれるため急なワーケーションや出張でも出費を抑えたい方におすすめ。中にはサブスクリプションプランに登録して、アドレスホッパーとして生活している方もいました。

当日の行き方(東京〜阿字ヶ浦駅)

当日は上野駅から特急で勝田駅まで行き、同改札内にあるローカル線に乗って阿字ヶ浦駅向かっています。(上野からおよそ3時間程度)

上野からだとこんな感じです。特急に乗る前は時間に余裕を持ちましょう!

私はあまり旅行慣れしていないため、チケットを買うのもほぼ初めてだったのですが、駅ねっとでチケットを購入するとチケットレスで買えるため席が空いていれば乗る前にチケットを買っても問題ありません。

特急券のみを駅ねっとで購入し、乗車料金は通常の電車のようにICカードを通せば完了。便利な時代になりました。

近隣はスーパーなどが遠いため、車を利用するかLACで借りれるレンタサイクルを使うのがおすすめです。

ドミトリー宿泊のメリット・デメリット

ドミトリーでの宿泊は初めてでしたが、意外や意外にも快適。私は難なく過ごせましたが、初めての方の中には不安も多いかと思います。長期宿泊や大きいドミトリーで泊まった際に感じるだろうメリット・デメリットもありました。

▼ドミトリーのメリット
・思わぬ出会いや異業種の人との交流が生まれやすい
・宿泊費用が安価
・施設を選べば綺麗で快適に使える

▼ドミトリーのデメリット
・好きな時間の食事や入浴がしづらい
・物の紛失・盗難が起きやすい
・自分の時間を作るのが上手くない方は遊びすぎる可能性も!

ドミトリーの1番の魅力は人との交流が深めやすいことと、価格が安価なこと。

近くのコワーキングや宿泊施設で顔を合わせていれば、仲良くなるのは比較的容易だと感じます。(私は知人経由で事前に交流をしたので尚更容易でした)宿泊料金もリネンやバスタオルをレンタルしても7,000円程度。食事を自分で用意する手間はかかりますが、自炊ができれば問題ありません。

地方の場合は、スーパーマーケットも都心より価格が安いため、新鮮な食材が安く手に入ります。因みに阿字ヶ浦は魚が捌ける人が中にいると最強。初日は現地で知り合った方がアジを捌いて、カルパッチョと唐揚げを作ってくれました。本当に感謝!!

一方で、人との関わりよりも1人での時間や集中作業を求める方は、良くも悪くも自分を律して作業をすることが求められます。お互い気を遣って「今日は作業する?」と聞いたり「自分は今日集中して作業をする」と言ったりするように配慮をすることが大切。

因みに私は帰りの特急は友人と一緒の時間のものに乗りましたが、移動中くらいは…と思い、相談して縦一列で席をとって帰りました。1人の時間をとりつつ、時間が合う人と一緒にいる程度がおすすめ。

多くの施設は共用のため、旅館のように温泉に何度も入りたい方や、深夜に食事をとる方は注意が必要です。場所によっては交流スペースの時間を制限している場合もあることにくわえ、浴室も順番です。基本的にスペースは空いていれば使って問題ありませんが、各宿泊施設のルールを守って順番に使うことを忘れないように。 また、私の宿泊中は盗難は起きませんでしたが、貴重品をしまうロッカーがあるか否か、必ず予約時に確認しましょう。(多くの施設にはあると思います)

ワーケーション中の過ごし方

今回私は6/3(金)〜6/6(月)の期間にワーケーションを行いました。初めてのワーケーションのため、期間は短めに、且つ平日と休日両方を挟んだ状態で「仕事をしつつ遊ぶ」という形を考慮して日程を決めました。

1日目:移動と新鮮な場所での作業

1日目は午前中に移動し、チェックイン前は提携のコワーキングスペースイバフォルニアで作業。仕事をあらかた片付けていたため、noteやブログなどの更新をメインに行っていました。

イノベーションが生まれそうなフリーアドレスのコワーキングです

新しいアイデアはオフィスや会議室よりもある程度の刺激がある場所の方が生まれやすいと言われています。波や風の音が聞こえるような場所で、窓も多いため開放的。

簡単な打ち合わせができるようなテーブルや個席スペース、別で個室も用意されています。(個室利用時はスタッフさんに一声かけましょう)

作業の合間にチェックインを済ませ、営業時間の19時まで作業を行い夕飯は近くのスーパーマーケットでお刺身を購入して手巻き寿司を食べました。

初日は近くのスーパーマーケットで皆で飲む飲み物やお酒、お米、魚や野菜、おかずを買い込みましたが3人で9,000円弱の食費でした。

食器はドミトリーで使えるものを使用。ちなみにドミトリーでの共同生活を楽しく過ごすコツは「率先として家事を行う意識を持つこと」です。自分が食べるついでに作るよ、くらいの気持ちがちょうどいい。

2日目:朝ラン&軽く作業をする日

2日目は晴れたため、午前中に起きてランニング。海沿いを2km程度走りました。阿字ヶ浦海岸の近くは車の通りが多い道路があるため、車に気をつけながら走る必要はありますが、道を選べば安全に走れます。

真っ直ぐのため、ある程度走ったら往復をする形でもOK。ランニング後はシャワーを浴びて、軽食を済ませてイバフォルニアにて作業。男性陣は次の日に行われるイバフォルニアマーケットの準備に駆り出されていました。(本当に作業お疲れ様です…!)

この日は晴れていたため、海辺で風を感じながら作業をしていました。

iPadとイヤホン、水筒片手に行う作業は開放的…ですが、覗き見防止のシートを貼っていると液晶が見づらいため要注意。 複数人でワーケーションに来る予定の方は海辺で飲み物片手にMTGをしても良さそうです。(紙は飛びやすいのでメモは電子でとりましょう)

外で打ち合わせをした時に「情報が漏れてアイデアが盗まれるのでは?」と言う上司もいるはず。場所と時間を選べば人混みも避けられますし、すぐに盗めて流用できるようなアイデアは大したものではないので問題ありません。(偉い人がそう言ってた)

2日目からはもう1人友人が合流。ふとした時にPCから顔を上げると海が見えるのが心地よい、と絶賛していました。空き時間にはイベント設営の手伝いをしていた方たちと一緒に茨城のローカルスポーツパンポンで遊んで絆を深めました。

住所不定の越前リョーマ、ひたちなか市の錦織圭、都内某所の大坂なおみ
など、謎のあだ名をつけたおふざけ勝負を開催

パンポンは日立製作所の社員が発案したスポーツです。昼休みの休憩中キャッチボールをしていたら窓ガラスを割ってしまったことから「工場にあるもので遊べるスポーツをやろう」と考え生まれたスポーツとのこと。YouTubeなどに本気の試合動画もあるため、ご興味がある方はチェックしてみてください。

2日目はもう1人初めましての方が合流し、6日まで4人で過ごしました。夕飯は初日の余りものなどを一緒に食べてお酒を飲んで団らん。お風呂は近くのスーパー銭湯に行ってサウナを楽しみました。

3日目:イバフォルニアマーケット‼︎‼︎

ワーケーション3日目。この日は阿字ヶ浦海岸で年に1回行われるイバフォルニアマーケットという大きなマルシェの日でした。

私は映っていませんが…(汗)この日私は32歳の誕生日を迎え、誕生日と実はワーケーションはこの日に合わせて行ったのです。

阿字ヶ浦は「東洋のナポリ」と呼ばれており、ビーチリゾートの過ごし方も個性的。海外で海を楽しんだ方が多く住んでおり、海水浴よりもシーカヤックやサーフィンなどのマリンスポーツをしたり、海辺で散歩や読書をするような過ごし方を好む方が多く集まっているようです。

この日に行われたマルシェは1000人以上の来場があるイベントで、古着屋さんや出張マッサージ、キッチンカーなど多くの出店が出ていました。

夜は誕生日でお刺身を用意していただき、皆で団らん。最後の日のお風呂は前日に引き続き銭湯を楽しみました。

4日目:台風のような雨風と共に去る

最終日は梅雨入りで悪天候。朝の10時にチェックアウトを済ませて午前中はイバフォルニアベースで仕事。午後は那珂湊おさかな市場でお土産を購入し、昼食を楽しみました。

おさかな市場は観光地の中でも魚が安く、地元の方も買いにいくるほど。鯛やマグロ、ハマグリやぶり、その場で食べれる岩牡蠣などもありました。

この日は雨だったため市場のみでしたが、晴れている日は通り道のテントで海鮮品を販売しているとのこと。昼食は回転寿司をいただきました。

帰りは勝田駅で特急券を購入し上野駅で降りて帰宅。市場の風で私の折りたたみ傘が破損しましたが(笑)楽しい旅となりました。

ワーケーション ふりかえり

初めてのワーケーションはとても楽しく有意義な思い出になりました。

私にとっては、自然に触れてリフレッシュできたこと、当初の予想以上に多くの人と交流ができたことが一番の収穫です。日にちのタイミングもありますが、観光や仕事をしながら新しい出会いや発見を得るためにLACを選んで正解だったと感じます。

地元の方との交流もありましたが、コワーキングの手伝いを行なっている方は「新しい知識・情報や発見」「地元を活性化するためのアイデア」などを探し求めている印象でした。

大企業に勤めている方も多く、社内のDX化や変革を行うためのノウハウや事例も求めている方も多数。いきなりビジネス目的だと煙たがれてしまうため、配慮は必要ですが、人として仲良くなり、自然な形でマッチングしたらイノベーションを起こせそうな場所だと感じました。

改めて現地でお世話になったイバフォルニアベースの皆様、満洲屋のスタッフさん、現地で出会った方々やアテンドしてくれた柳田さん…。とにかくとにかく、出会った全ての皆様、本当にありがとうございます。

皆さんの優しさや交流があったから、好きになれそうなワーケーションがより好きなれました。

長くなりましたが、このnoteを読んでくださった方がワーケーションに興味を持っていただけたら幸いです。新しい世界に出て新たな変化を起こす人が増えますように。

それでは、また。

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