阪急電鉄

炎上しても良い。それでも阪急電鉄の広告で批判をする人たちに言いたいこと

先日、阪急電鉄の中吊り広告の内容が炎上して取り下げになりました。

毎月50万円をもらって生き甲斐のない生活を送るか、
30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか。

この内容に対して「時代にそぐわない」「不愉快だ」という声の他「30万円という例示があるが、私の給料はそんなに高くない」という批判の声もあったそうです。

近年、SNSで広告の表現に対する批判が殺到して媒体側が広告を取り下げ、謝罪をするという事例が多くあります。自分の気持ちや考えを自由に発信できるようになったことは良いことですが、代理店はそれを先読みして広告の内容を決めなければいけないのも事実です。

とは言え、今回の批判の声に対して思うところがあったためnoteに書き綴ることにしました。一人の人間の考えなので同意求めません。でも、この内容を読んで冷静に立ち止まってあなたの何かを変えるきっかけになれたら嬉しいです。

批判の声を向ける矛先が間違っている

広告代理店は、コピーや写真を通してハッピーな気持ちにしたり、何か新しい価値観を与えたりするのが仕事です。私たちの受け取り方は自由ですが「30万円という例示があるが、私の給料はそんなに高くない」という声や「みんなこんなにもらってないよ」という声を阪急電鉄に向けて何か意味がありますか?

その声を本当に向けるとしたら、自分の職場やクライアント先なのではないでしょうか?広告はあなたのストレスや不満のはけ口ではありません。自分が働いていない会社にそんなことを言って給料が上がるわけでもありません。

今回、批判している人が不満に思っているのは「広告の内容」よりも「広告の内容と相違がある自分の給与」な気もしました。それでも「社会人の平均年収金額は…」と言う方もいると思いますが、自分の収入に納得していたらこんな文句も言わないと思います。

大切なことなのでもう一度言います。広告はあなたのストレスや不満のはけ口ではありません。本当にその不満を阪急電鉄に向けるべきだったのか、立ち止まってみてください。

自分を変えようとする前に不平不満を言うのもおかしいのでは?

私は月30万円ももらっていません」と不平不満を言うのに自分を変えようとしないのはおかしいと思います。
(今転職活動中や起業中、スキルアップの資格の勉強などをしている方は別)

人事評価に対する給与に不満があるなら「もっと給与を上げてください」と交渉するべきです。それができないのであれば転職をすればいい話ではないでしょうか?

転職をする前に「今の仕事を辞めたら他に雇ってくれるところはない」という人もいると思います。「給料を上げてもらえるほどのスキルがない」という人や「年令的に転職するのが不安」という人もいると思います。

転職先の有無や自分のスキルに不安があるなら、今の職場で実績を残したり副業をして別のスキルを上げていけば良いのではないでしょうか?年令的に転職をするのが不安なのであれば、エージェントに相談して転職活動をするる方法や、起業をするという手段もあります。

とにかく、不平不満を言っているのに変わろうとしないのはおかしいと思いました。恐らく「私はそんなスキルを積み上げてきませんでした」と言う方もいると思います。それはあなたのせいであって、会社のせいでもなければ阪急電鉄のせいでもありません。

年令を重ねると新しいことややりたいことに挑戦しづらく感じることもあるかもしれませんが、今から頑張っても遅いと言う前にもっと遅くなる前に何かを頑張る方が生産的だと思います。

みんながそうやって頑張れるわけではない」と言う方もいると思います。自分が頑張ればいいことなのに「みんな同じように頑張れるわけではない」と周りを気にするのも勿体無いと思いますよ。頑張りたい人は頑張れば良い。頑張る必要を感じないなら頑張らなくていい。

でも、自分を変えようと行動しているわけでもないのに不平不満を言うのは違うよね。ということを私は伝えたかっただけです。

月30万円欲しい、50万円欲しいのであれば自分が頑張れば良いだけ

世の中、月5万円しかもらってない人もいれば、月100万円もらっている人もいます。職種も違えば負う責任も違いますし求めるスキルも違う。当たり前です。でも、自分の給与に不満があるのであれば広告に不満をぶつけたり他人の粗探しをする前に、自分を変えようとする方がもっと幸せになれると思います。

今回の阪急電鉄の広告の件で、一番不愉快だったのは広告の内容ではなく不幸の背比べだけして何も変えようとしていない方達です。

広告の受け取り方は自由ですが、はけ口を何も関係ない企業にぶつけるのは違うと思います。

私一人の発信で世の中がどうこうなるとは思いませんが、せめてこれを読んだ方が「この不満を本当はどこに向けるべきか」「不満を解消するにはどうすれば良いか」を立ち止まって考えて。各々が自分が幸せになるための方法を考えて頑張れる世の中になれば良いな、と願っています。

私は今会社を辞めてフリーランスで働いていますが、会社勤めのときは給料を月26万円もらっていました。しかし、自分の給料に納得がいきませんでした。会社を辞めてから給料が10万円きることもありますが、これは自分が頑張らなかった分だから、仕方ないと納得しながら働けています。

給料が減って自分のペースで働けるようになったものの「もっとスキルを上げて月給を上げたい」という気持ちを持ちながら働けているのは、会社を辞めないと考えられないことだったと感じています。でも、この働き方をみなさんに推奨する気はありません。ただ、自分の給料に納得がいかないのであれば、広告主ではなく自分の会社に文句を言うか。転職をするかスキルアップをすればいいだけの話です。

自分を変えることは大変かもしれませんが、一回変えちゃえば次変わるのはもっと楽になると思います。

走り書きになってしまいすみません。
でもあなたも、頑張って。

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つじ ともみ。/  Writer&Editor
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