使わないようにしている言葉
みなさんは、使わないように意識している言葉がありますか?
僕はこの2つの言葉を使わないようにしてます。
・休み前後に仕事に戻ることを「現実に戻る」ということ
・年齢の下の人に「若い」ということ
結構使っている人が多いと思います。これらの言葉は一見するとネガティブでもポジティブでもないと感じるでしょう。
しかし、僕にとってはネガティブな言葉です。
「現実に戻る」は自分を落とし、「若い」は相手との壁をつくる言葉だからです。
「現実に戻る」って何?
連休後に仕事に戻るのが大変。と思う方は多いですよね。
そんな気持ちが「現実に戻った!」「現実に戻れるかな?」という言葉になっていると感じます。
確かに休み中に遊んだりして、仕事に戻るのがうんざりというのは分からなくはないです。
しかし
仕事だけが現実なのでしょうか?
休みの日々は現実じゃないのでしょうか?
仕事が現実で、それ以外が現実でないなら、休みの日はアバターよろしく電脳空間にでも飛んでいるのでしょうか。
「現実の自分は仕事だけ」と言っていて、家族と過ごしたり、友達と遊んだり、新しい経験をしたりしていることは、現実ではないと言っているのです。
これが「仕事が辛い・大変」と言っていることは理解しています。
しかし、「仕事」を「現実」に置き換えるだけで、目の前にある全てを否定する言葉になります。
あなたの「現実」は「仕事」だけなのですか?
そうではありません。仕事は目の前にある現実の一部に過ぎません。
自分をネガティブにするだけではなく、目の前にある全てを否定するこの言葉は使わないようにしたいですね。
「若いね」は壁をつくる
30歳を過ぎるあたりから、20代前半の人に会うと「若いね」ということが多いと思います。
この言葉も僕は使わないようにしています。
自分より年上の人に出会うと緊張するものです。
そこでさらに「若い」と言われると「この人、年上なんだ」と意識してしまい、より固くなります。
だから、自分が30代、相手が20歳としたら
「20歳か!?いいね!楽しいこといっぱいあるでしょ?」
とか
「20歳!僕はそのころね・・」
とかにして、「若い」で切らずに新しい話題に変えることで、相手に緊張させないようにします。
また相手によって「若い」というのは侮りにもなると思います。
例えば、20代で社長になると周りの年上から「若いのに凄いね!」「まだ若いね」「若いのに大変だね」などと言われることがあると思います。
その人が社長になるのに年齢は関係ありません。相当の努力もされたでしょうし、若いことを評価されても嬉しくないでしょう。
僕の場合なら
「その年齢で!どんな努力をしたんですか?」
とか
「おお!すごい。僕はそのころ・・」
という言葉にします。
先ほどの例と同じく新しい話題に切り替えます。
こうすることで、相手にも自分にも「若い」という壁を作らなくて済むのです。
まとめ
言葉は使い方次第で、ポジティブにもネガティブにもなります。
知らず知らずの内にネガティブな言葉を使ってしまいます。
ネガティブな言葉は、自分だけではなく周りも不幸にします。
「現実に戻る」という言葉を避けるようになってからは、仕事に入る時にネガティブな気持ちにならないし、すぐに仕事モードへ移れるようになりました。
「若い」という言葉を使わないことで、自分より10歳以上、年下の人とも良好な関係が増えてきました。
言葉一つで自分の気持ちや人との関係は変わります。
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