4年前に何の当てもなく独立をした話
4年前の2019年3月31日にセラピストとして正社員で働いていたのを辞めて、4月1日に独立をしました。
以前から知ってた人にはまだ独立してなかったの？と言われましたが、離婚10年計画中の中一人になってまずは収入と借金を返さないといけないのが優先だったのです。
とはいえ結果的に独立をしたけど意識はあまりなくて、もう人生何年生きられるかわからないんだから、好きなように時間を使いたい！だからもうせ正社員を手放そう！ということしか頭にありませんでした。
ぼんやりとセラピスト：SNSの比率を９：１から５：５ぐらいにしたいなというだけの意識で、バリバリ独立して稼いでやるぜ！なんていう野望は全くない状態。（これがのちに苦しめられることになるのですが）
やらないことをまず決めて手放した
実際独立というと前やめた会社のツテとか、今までの人脈を活かしてという人が多いですが、一切そういうことであてになるものはないまま無鉄砲に独立したので、親しい人は「本当に大丈夫？」かなり心配されてましたが、でも聞かれたってそんなのわからないとしか言いようがなかった。
実際最初のころは、毎月今月大丈夫かな〜生きていけるのかな〜と悩む綱渡りの生活でした。よくやっていたなと今でも思います。
そんな状況なのにまず決めたことが
・専門領域以外のバイトはしない。
・7年間毎月SNSセミナーを開催をやめること。
7年間、ともらぼというSNSセミナーを毎月ずっとやってきて、iPhoneアプリの活用法とかセキュリティとかGoogleサービスの活用法とかちょこちょこしたネタを教えてました。
そこそこ満席になってたり、地方でも呼ばれて講座をしたりとそれなりに楽しくやっていたので、独立したらセミナーを増やせばいいじゃんと言われてたし、自分自身もそのつもりだった！のにセミナーは一切やらないことを決めたのです。
「何でやらないの？」「もったいないー」とかも言われてましたが、SNSセミナーは人には喜ばれていて、人の役に立ててそれがお金になるなんて嬉しかったけど、ある時気づいたのが
その人の人生を変えるようなことはしてない
一瞬の人生の彩りになるかもしれないけど、 ただそれだけ。自分の時間が自由になったのだから、相手の人生にとことん関わる生き方をしたいと思ったのです。
実際セミナーに参加してくれた人たちは、独立してすごいね！頑張ってね！とは言ってくれましたが、私の仕事に関わってくれる人はほぼいなかったので、大半の人が離れていきました。
正直少しはやってくれるかも？と最初は期待してましたが、自分の7年間の価値ってこんなものだなという現実もよくわかった出来事でした。なので本当に1からやるしかなかったのです。
だからといって、お金のためにやりたくない仕事はしたくないという思いが強かったので、できることでやってもいいことを選んでwordpressの制作とか個別のレッスンはよくやってはいました。
講座作るのなんて無理
周りの人がよくやっていた、高額講座をつくるということなんて到底自分には無理！まして会社を作るなんて全然別の世界の話！と思ってたので、じゃあ自分にできることでこれなら自信を持って出せそう！というものを考えて「SNS右腕サポーター」というよくわからない肩書きで個別相談契約を作ってました。
” SNSのことなら何でも相談してね！（ニッコリ）”
みたいな感じでコンサルもどきのメニューしかなくて、今考えるとツッコミどころ満載なんですが、当時それをやってくれた人には今でも本当に感謝しています。
とにかく主婦でお金もなかったので、何も学んだことがなくSNSも講座も完全独学。やりたい情熱だけで活動してきたので、ビジネスの仕組みや勉強を全くしてませんでした。だから独立したらまずは学ぼう！と決意。
これまで出会って参加してみたかった人の講座に色々参加していきました。そこでなんとかビジネスの仕組みを考えたり、講座を開催することができたり。
ただ学び以上にいろんな人に出会って、その人脈が今でもものすごい自分の資産になってるところがあるのです。
考えると講座や勉強もこの4年間で800万ぐらい使いました。（こうして数字にすると恐ろしい・・）稼いでもほとんど使ってしまってる時期もありましたね。
そんな感じなのでお金はないまま。それでも頼る実家や家族がいない、40歳を超えた女が一人でなんとか生きていくしかないわけです。たまに家族や実家がある人が羨ましいとちょっぴり感じたりもしましたが、たとえ苦しくても未来が見えなくても、もうその状態には戻りたくはなかったのです。
当時も毎日いろんなことを考えていたし、実績がないのなら毎日やることぐらいしかないなと発信とかブログとか（のちにライブも）やっていました。
こう書くとストイックな人っぽいですが、自由な時間ができていろんな人に会えるーと予定入れまくってたので、自分の首を絞めたという情けない事態にもなったりしてたんですよ。
キラキラ女子にはなれないけれど
そんな感じで、すごい成功体験を言えるわけではないですが、何とか4年間ここまでやってこれました。
別に高級品とかホイホイ買ったり、世界中を旅するという憧れキラキラ生活みたいにもなれないし、かといって歯を食いしばってハングリー精神で這い上がってきたわけでもなく、サクセスストーリーがいえる4年間でもないのです。
ただトモミン何やってるかわからないけどいつも楽しそうだね〜とか自由に生きてるね〜と言われてきました。自分の過去から見るといつも生きづらいと思った人生なのでそうみられることに結構びっくりです。
頑張って踏ん張ってやるってしんどいから、そんな思いまでしてやりたいことをやるのはやめたい。しんどさから解放されて、自然にやりたいことができる人生を選べることを達成してきました。
世の中の人たち、特に女性を見てると、時間がなくてしんどい人が多くて苦しそう。もっと楽にやれることってあるし、自然にそういう人がたくさんの世の中に増えたらいいんじゃないかと思ってやってます。
一人で頑張ろうとしないで、みんなで育てる環境をつくっているので参加して欲しい。そのためにはうまく伝わっていなくてもどかしい思いをしている人に、想いを形にする翻訳家として活動していくということが、必要なんじゃないかと最近感じているのです。
これまでの4年間、まずはできることをやっていこうと決めることだけやってきました。根拠も安心もなかったけど決めることだけは自分でできたから。
私自身も、正直この先大丈夫かなと思うことばかりです。だけど４年前と違うのはまあなんとかなるだろうという気持ちで溢れかえっているということです。
みんなで一緒に楽しく楽にやりたいことをする人生を生きていきましょう。
いただいたサポートで取材や特別ともらぼセミナーを開催します