スタートアップバックオフィス《SBO》として愛読しているオススメ書籍5選
「保険業界をアップデートする」というミッションを掲げ、InsurTech領域でB2B SaaSを展開するスタートアップの株式会社hokanで、バックオフィスを担当しているSBOともこです。経理財務、労務、総務、法務、営業事務などを兼任しています。
バックオフィスが盛り上がって、国内スタートアップが盛り上がって、日本が元気になったらいいな!と、スタートアップバックオフィス《SBO》を自称して2年が経ちました。
これまでに、経営者の方から、どうしたらhokanのようにバックオフィスがうまくいきますか~といったご質問や、
現場担当者の方から、SBO業務がうまくいかないのですがどうしたらよいでしょうか~といったご相談を多くいただいてきました。
それらの回答の一つとして、今回は私がSBOとして愛読している本をご紹介したいと思います。
あわせてSELECKのSBO記事も是非ご覧ください。
経営者にも現場担当者にもおすすめの内容になっています。
◆スタートアップバックオフィス愛読のオススメ書籍5選
今回のオススメ本は実務の参考書ではありません。私が業務遂行のための思考に役立った愛する本たちです。世の中には他にももっと素晴らしい本があると思いますが、私は本をたくさん読んできた人ではないので、数ある中から厳選したオススメというわけではありません。でもどれも宝物です。
それは、hokanで尊敬するメンバーからオススメしてもらった本だから。
こういったビジネス書を読むようになったのは、1冊の本がきっかけでした。入社まもなくhokan代表の尾花さんがご本人の思考の原点となっている本を私にプレゼントをしてくれたんです。
SBOは、代表が何を根拠にどういう意思決定をするのかを理解し、日々の会話から先を予測し、代表の思考をどう実現化していくのかを考えて実行に移していくことが求められます。経営に資する役割を担います。
私もできる限り代表の意向を完璧に理解したくて、コミュニケーション量も多くとっていました。でもいただいた本を読んだときにすごくスッキリしました。
そうか代表は「こういう原理原則を大切にしたい」「こういう経営をしたい」と考えているんだなって。私にも判断軸が明確にできました。迷うとこれらの本に立ち返ります。
今回おすすめする書籍がみなさんに同じように有効かはわかりません。
でも強くオススメしたいのは、本そのものではなくて、
to 経営者:自分が好きな本をメンバーにオススメする。読んでもらうことで、同じ価値観を共有しやすくなる。
to SBO:思考やスキルを盗みたい人のオススメ本を読む。思考の理解がしやすくマネしやすい。
ということです。
では本のご紹介。
◇「生き方」稲森和夫
言わずと知れた、京セラ創業者の稲森和夫さんの著書です。他にも数多くの名著を残されていますが、hokan代表の尾花さん(@hokanObana)が初めて私にプレゼントしてくれた本がこちらでした。何かのお祝いや企画でも何でもないときに、すっと差し出された本。オシャレかよ。
hokanにはMASSUGUというバリューがありますが、「人間として正しいことを追求する」という単純な原理原則を大切にするということなんだなと捉えました。そしてその先にあるのは社会に貢献していくということ。
そういったことを本でも読み、会得できるってすごくシンプルでリーズナブルだと感動したのを覚えています。
他にもバックオフィスという立場でいうとこちらも愛読してます。
◇マンガでわかる!仮説思考
こちらもhokan代表尾花さん(@hokanObana)からのプレゼント。
実務手作業に追われがちな私に、「ただ手元の膨大な手作業をこなしていることをよしとするな」と教えてくれた1冊です。
以前は、とにかく目の前に舞い込んできた業務をいかに高速に対応するかを勝負にしていました。その方法だと業務の全体像や本質を理解せずに無駄な作業をしてしまうことも多くありました。やらないことを決める、中でも、やるべきことの中でやる必要のない作業を見極めることを学びました。
◇ザ・ゴール コミック版
こちらはhokan事業責任者の松元君(@ytmatsuge)に、オススメ本を聞いて教えてもらった本。なんだこの超人は、と思わされる人なので、どういう影響をこれまで受けてきたのか興味がありました。
ぶ厚すぎたので、開かずにコミック版で。
続編もありますがまだ1冊しか読んでいません。
こういった本を読む際には、自分の業務に置き換えて読みます。
この本では、ボトルネックになっている箇所を重点的に手当てし全体最適を目指し生産性を高めるということを言っています。
例えば、
「月次決算という作業プロセス」や「社内からの申請〜外部との調整〜管理者の承認〜数字の処理〜経営陣のレビュー〜確定、といったステークホルダーが多いプロセス」
などにおいて、ボトルネックは何で、改善すべきところはどこで、全体最適はどういうプロセスになるのか、などを考えてみてます。
◇イシューからはじめよ-知的生産の「シンプルな本質」
hokanのバックオフィスは5月からチームになって、業務をJIRAでスプリントで管理を始めました。CTOの出さん(@kiddayo)にやり方を教わって、まず「イシュー」という単語を知りました。その時に会社にこの「イシュー」の本があって、必然的な出会い方をしたわけです。スプリントとは何の関係もありません。ロジカルシンキングの本です。
この本はスタートアップのカオスなバックオフィスを担当するSBOにはとってもよい本だと思います。
SBOは業務領域がとてもつもなく広いです。法的にタイミングが決まっている業務、事業やお客様に起因して突如急ぎで発生する業務、大きなプロジェクトから管理するほどでもない庶務まで、多種多様な業務が毎日あります。
それを発生したものから手を動かしてしまうと、バックオフィスに明るい未来はありません。
優先順位を決めて、やらないことを決めて、やるべきことの中から無駄な作業を省き効率よくアウトプットをすることが求められます。さらにより生産性を挙げるために「自分のおかれた局面でその問題に答えを出す必要性の高さ」、いわゆる課題の質を見極めることが重要になります。
この本には、このイシュードリブンの考え方を始めとして生産性をあげるステップをさらに分解して書かれています。
全部会得できるのはいつになるやら、ですが、コツコツやっていきます。
◇まんがでわかる!マッキンゼー式ロジカルシンキング
今回は学習して初めからコミック版。
これはオススメされた本ではないですが、hokanのCS責任者アキさん(@HokanCS)のロジカルシンキングをパクりたくて手にした一冊です。
アキさんは前職がマッキンゼーで、いつも「マッキンゼー式」の話をたくさん教えてくれます。それも、マッキンゼーをとても信頼していると感じ取れすぎるほどに熱く。そしてアキさんもやっぱりすごい。
5月からバックオフィスにも新メンバーが入り「チーム」になりました。
hokanはどんどん成長しています。私もメンバーを強くし、バックオフィスを強くし、hokanの事業成長に貢献できる組織を作り、お客様へより価値を届けることへ貢献していかなければなりません。
バックオフィスが組織としてhokanに貢献するために、業務管理の方法にこのマッキンゼー式を取り入れ、ロジックツリーやマトリックスで、業務の優先度やタスク分解をし、バックオフィス内で生産性を挙げる仕組みを構築中。
◆さいごに
業務効率化相談MeetyやSBO勉強会マガジンを作りました。
バックオフィスが市場価値をあげるために、もちろんインプットをして、そしてたくさんアウトプットをしたほうがよいと考えています。
SBO勉強会グループで、バックオフィス界のたくさんの諸先輩方からインプットをたくさんさせていただきました。それをアウトプットすることで感謝を伝えて、他のみなさんにも伝え、バックオフィス界に貢献できたらよいなと考えています。
ぜひ活用してください!そしてSBO勉強会グループを応援していただけると嬉しいです。
※いいサムネがなくてサムネなしのまま。何かいいサムネないかな。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おしまい。
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