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アートで人生を豊かにする

はじめまして。
国宝伝道師のむなかた智子です。

*日本美術に興味がある
*子どもに日本の良さや伝統文化を教えたいが教え方がわからない
*アートの楽しみ方を身につけたい
*アート脳を鍛えたい
*他者と一緒に観賞してみたい

そんな方に向けて、アート初心者でも楽しんでいただける講座やイベントを開催しています。
日本人の感性を表現した日本美術は、自己理解を深めます。

アートを活用して人生を豊かにしようというコンセプトです。

国宝伝道師って何?

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note記事では、国宝伝道師として伝えたいこと、アートの面白さ、作品のこと、人生をアート的なセンスで生きていく日常の些末な出来事や感覚などを、私の“表の仕事”として書いていこうと思います。

また、一人起業に興味ある方に向けて、国宝伝道師として起業する上で学んだことや気づき、気をつけたいことなど“裏側の仕事”を、思いつくままに記事にしていきます。

新卒入社で13年、育児と仕事を両立したサラリーマン生活を経て、30代半ばで退職。やりたいことをスタートした後、夫の海外赴任に帯同してロンドンで暮らすこと約3年半。そして日本に戻り今に至ります。講座はそういった経験も盛り込み、構成しました。


一人ビジネスのスタートにおいて、判断の拠り所は感情だった。

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私は今、提供するサービスに対し、徐々に自信をつけてきている。「楽しかった」「また講座を受けたい」「興味が湧いて本を買った」など有り難い感想を頂いているからだ。
だけど、ここに至るまでの道のりで、常に付き纏っていた不安は、何をやっても「これでいいのか?」という答えもない、誰かの判断もない状況だ。

会社という組織で働く限り、上司がいて、大なり小なり方針や指示がある。だから、裁量の自由度があったとしても、ある程度の最適な答えや結論が存在している。方針や指示という名の制約や条件があるからだ。

だが、一人起業は全てが自由。
人は制約や条件がないと、物事を判断できない。多すぎる選択肢は脳科学的にも限界があるし、心理学的にもストレスでしかない。だから、“こうしたい”からアプローチするなり、“これはできない”からアプローチするなり、まずは判断する軸を作る必要がある。
答えはお客様が持っているものも多いが、お客様の声を聞けるまでの道のりは孤独で長い。

振り返ってみると、企業における仕事は多くは、論理的で、効率的で、明確に良いコト悪いコトがあった。拠り所は、感情ではなく思考だった。
だが、一人ビジネスのスタートにおいて、判断の拠り所は感情だった。
これはやりがいを感じるか、楽しいと感じるか、どんどん想像が広がってうまく行くイメージにワクワクするか。この価格設定は自分がつらくないか。。
全て起業のための講座(コーチとかコンサルといった職種の人)の言葉である。
もちろん何でお金をいただくかを考える際は、需要を考え、お客様目線は常に意識してビジネスを設計する。そのノウハウは論理的だ。ただ、お客様目線を考えるにしても、お客様の感情の動きを設計する作業だった。
やってみるまでわからない不安の中、自分でやって自分で責任を取る世界に生きるんだいう覚悟。やってみてから身に染みた。
上司と引き換えに手に入れた自由は、自分との戦いの中にある。そんな感じだ。


すべての学問と表現は、人がより良い人生を生きることを追求した軌跡

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アートは趣味の世界で楽しむもの。美術館はアート好きが行く所。

そんなイメージを払拭したかった。
だが、西洋と日本の美術史を自分なりに学び、興味の赴くままに、歴史や宗教、哲学、心理学、脳科学、政治と学びを広げていく過程で、自然と自分なりの答えが出せた。
すべての学問と表現は、古今東西過去も現在も、人がより良い人生を生きることを追求した軌跡であって、生きる喜びや楽しみを感じたり、つらいことを乗り越えたりする中で発展したものだからだ。抽象的な思考においては、共通することばかりだ。

だから、自分の生きる世界、家庭やビジネスやコミュニケーションのどの分野にも応用が効く。

社会人になってからの学びは楽しい。
繋がる面白さがある。

見える世界が変わり、感じる力が深まる

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昔、美術館で、作品を前に、何も感じない、つまらないと思った。わからないとも思った。

でも、今思うと、その頃の私は何も知らなくて、知らないことがあるとも気がついていなかった。だから、やはり見方がわからなかったのだ。
さらには、絵を前にして、心はそこに居なかった。見ているようで見ていない状態だったと思う。
禅の精神に「いま、ここ」という概念があり、なるほど、私はそこにいなかったのだと気がつく。

西洋絵画にも日本美術にも昔から時代にる明確な目的や存在意義があった。
そんな過去を知った上で、自分なりに楽しむ方法を見つけたり、全集中して観賞してみたり、他の人の話を聞いてみる。

すると、アートの世界を気軽で身近なものだと思えるようになったし、世の中の成り立ちを日々の生活の中で感じるようになった。

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