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チャンスのつかみ方の稽古法

せみが羽化するときには絶対に触ってはいけない。

今日、読んだ本、「ミーニング・ノート」に書かれていました。

子どもの羽、家族の羽、友人の羽、自分の羽。
繊細な羽に触れようとすれば、せっかく自分の力で育っていこうとしているものをダメにしてしまう。
たとえ助けようとしてやった行為でも、それはかえって傷つけてしまうことにつながる。

一方で、色々と試行錯誤して得られた学びや気づきを言葉にしてみると、例えば、ありがちなことなのかもしれないし、すでに世間で周知されている真理であったりするかもしれない。

でも、それを「自分自身で見つけるということに価値がある」と著者の山田智恵さんは続けます。

同じ言葉でも輝きが違うし、それを手に入れたときの充実感が違う。だからこそ、その人にとっての特別な言葉になっていくのだろうと思います。

そして、自分で導き出した真理は、おそらく何年経っても色褪せることなく、見るたびにその発見したときの心持ちを再現してくれるでしょう。

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私たちは、例えば、子どもや後輩、部下などには、比較的気をつけて、自分で真理や答えを導くようにそっと見守ろうとするのかもしれません。

でも、自分自身に対して、それをやってきたかといえば、どうでしょうか。

人は意外と自分には厳しいものです。

導き出した真理に対して、あまりに当たり前すぎてがっかりしたり、なぁんだ、と思ってそのまま忘れてしまったりしてないでしょうか。

そういうことをしっかりとケアして、自分を大事に育てるということを今までしてこなかったなぁ。

ミーニング・ノートを読んで今日はつくづく実感しました。

仕事したり、子供を育てたりして忙殺されているうちに、ふと振り返ってみると、なんだか何も残ってないな、という虚無感に襲われることがあります。コロナ禍でずっと自宅で仕事していて、だんだん塞ぎ込んでしまう人も多いでしょう。

チャンスは幾つになっても訪れてくれるとミーニング・ノートには書かれています。

そして、それは大袈裟なことではなくて、自分の日常にあるチャンスに気づくというような、小さなことを見逃さない「稽古」から始まることも。

1日3つのチャンスを書いて、意味づけをする。そしてそれを見返す。

言えばたったそれだけのことです。

でも、それを実践して人生が変わった人が何人もいるそうです。それだけ、そこから得られることは大きいということだと思いますし、言語化して、ノートに書くというアナログな作業自体の重要さも感じます。

それに、1日3つを続けていくと、1年で1080ものチャンスを書くことになる。そのノートを見直すだけでも、なんだか嬉しくなってしまいそうです。

偶然目にした本ですが、今日はいいものを見つけたな〜とちょっと嬉しい気持ち。

手帳を改造して、今日からやってみようと思います、ミーニング・ノート。





*出版社のサイトに詳細が紹介されています。


進化するメモ術で、活用のコツが詳しく書かれています。

後編はこちらから。


*ミーニング・ノート インスタグラム












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