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戦争は現場で起きてるんじゃない、家庭で起きてるんだ


ばあばは、じいじと戦争してるのよ。

と孫に放つ我が母。

二ヶ月ぶりくらいに実家に行った。
私の体調が悪くなかなか
顔を出せなかった。


昨日は父の85歳の誕生日。

それをお祝いしたかった。
ささやかでも。


私の母は、7月終わりくらいから急に寝たきりなった。

そこから父が自宅介護している。
いわゆる老老介護だ。

ヘルパーさんは、毎日きてくれているらしい。

でも、ぱぱーーぱぱー(母が父をこう呼ぶ)

断末魔の叫びが5秒に一回はある。

毎回行くわけにもだから
時間を置いていくんだけど

大泣きしたりしている。


寂しいのだろう、そして、動けない自分への
失望が深いのだ。


要するに闇が深い。


久々な私でも応えるのに
父は24時間、毎日だ。
すごいと思う。


でも、それでも母は満足しない。
父に対して。

私が子供の時から二人は
よく言い合いをしていた。

それもかなりすごい。

それが、喧嘩するほど仲良いなら
いいのだけど、そうではなかったから、、
いつか離婚するのかなと思ったら、

まだ一緒にいる笑

あれを見ていたから自分は
いろいろ話せて、お互い尊敬できる
旦那さんをみつけた。

いろんな意味で反面教師な両親なので
それはそれで私の人生的に学びにもなるし、
必要なことなのかもしれない。

ただ父が不憫になる。
できた人ではないし、子供のところも
かなりあるし、苦労してきた母の気持ちもわかるが、、

今となってはお互いどっちもどっち
じゃないかとおもうのだ。



夫婦は、合わせ鏡。

お互いを映し出す。
だから、どっちかが悪い
わけじゃないのだ。

ただ、あんなに献身的に頑張ってるのに
認めてもらえない母の深い業なのか
闇なのか、、、

これはきっと死ぬまで、、
変わらないのかもしれない、、

それもきついなと思いつつも、

もう、子供からしたら何かできることは
なく、ただ、母が自分の中で
納得するなり、納得しないなり、
自分と向き合うしかないんだなぁと。

世界平和は、家庭平和からと、
マザーテレサの言葉が突き刺さる。


私は自分の家庭は、平和でいたい
そこの努力はする。
我が家は平和だ。

それは旦那も私もそして娘も。
みんながお互いいいバランスで
保ってるからだと思う。



帰りに老害について書いた本の
広告を見た。

いつかは私も老害になる日が
くるのかもしれない。

その前に、施設に行けるように
今から老後資金を貯めておかなくてはと

思うのだ。

そして、今からできることは
老後資金より何より、
自分のやりたいことを、
やって、自分を満たすこと。

後回しにするのではなく。
まずは自分ファーストで、

生きてくことが回り回って
自分にも周りにも優しい生き方になるんだと思う。

人生あと40年くらい。
そのうちどれだけ動いて楽しめるだろうか?

寝たきりになって、改めて健康寿命に
ついても考えるきっかけになった。

整えつつ、無理しすぎず、
楽しみを見つけつつ。

どんな時でも日々を楽しめる自分でいたい。

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