見出し画像

インピンジメント症候群のこと(その2)

前の記事はこちら インピンジメント症候群のこと(その1)
次の記事はこちら インピンジメント症候群のこと(その3)


3泊4日の入院生活

1日目(水曜日)

入院の受付は午後1時。
手術当日は夕食しか出ないのですが手術3時間前までは飲食可なので、私鉄ターミナル駅にある百貨店でパンを買っていきました。
手続きや検査やいろいろ待たされて、病室に落ち着いたのは夕方。
三人部屋で隣はフレンドリーなおばさん、斜向かいは親世代よりちょっと若いくらいのお婆さん。みかんやら飴ちゃんやらくれるのが流石大阪。お二人のお喋りが面白いのでときどき耳傾けてました。
夕食よばれてシャワー借りて、あとはテレビ観て寝るだけ。

2日目(木曜日)

いよいよ手術当日。
斜向かいのお婆さんの手術が長引いて、予定より随分遅れての手術開始でした(これが後から幸いするのですが)
術衣に着替えて点滴を受けながら看護師さんに付き添われて手術室まで行き、麻酔のマスクを被せられて
「これもし麻酔が効かなかったらどうしよう。醒めなかったらどうしよう」
とか考えているうちに、頬っぺたをぺちぺちされて
「ともこさーん、聞こえますかー?終わりましたよー。病室に移動しますねー」
と看護師さんの声。
全身麻酔ってすごいですね、記憶というか意識というか、がまるっきり飛ぶんですから。空白じゃなくて無。
手術した側の肩から腕にかけて熱をもってぱんぱんに腫れており、腕の局所麻酔がまだ醒めないのでまったく感覚がありません。
しかも重い。三角巾で腕を吊っているので、ベッドで横になると腹の上に腕がのってる状態なのですが、それがすごく重い。腕ってこんなに重いのかと思いました。

3日目(金曜日)

明け方に目が醒めて用足しに立ったら、ナースステーションにいた看護師さんが時計を見て、
「そろそろ局所麻酔が醒める頃合いですね」
と、お手洗いから戻るのを待って痛み止めの点滴入れてくれました。
そう、予定どおりの時刻に手術が行われていたら、夜中に痛みで目が醒めてナースコールしなきゃいけなかっただろうに、「斜向かいのお婆さんの手術が長引いて、予定より随分遅れた」おかげで朝までぐっすり眠れて、痛みが出る前に痛み止めを打ってもらえたの、ラッキーでした。
午後から早速リハビリで、まだぜんぜん動かないのをぐりぐり動かされる。
シャワーを使わせてもらったけど、片腕しか使えないので顔洗うのもシャンプーするのも難儀しました。

4日目(土曜日)

朝から診察や検査やリハビリを受けて、荷物まとめてお会計。事前に高額療養費の限度額申請をしておいたので、窓口負担が思ったより少なくて助かりました。
病院食は決して不味くはなかったけど、炊いたおかずやお魚が中心だったので、ランチに牛タン定食食べにいって満腹、満足。
これから長い長いリハビリが始まります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?