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「大事なこと」だけに集中する8

☆大事に悩めば些事は忘れる

たとえば、顔が赤い人は、顔が赤いことに悩むのですが、
本当に大事なことを忘れてしまっています。

そこで、「今、あなたにとって大事なことはなんですか?」と問いかけます

顔が赤くて悩んでいる人の場合、
「人に好かれたいんです」「人前で話せるようになりたいんです」
といったことを答えます。
「それならば、顔が赤くても人に好かれる方法を考えましょう」
「顔が赤くても人前で話せる方法を考えませんか」と提案して、
その方法に向かっていく発想です。

手洗い強迫の人に、「なぜ、バイ菌を全部取りたいんですか?」と聞くと
「健康でいたいから」と答えます。
「じゃあ、健康でいられる方法を考えませんか」と提案して、
些事を忘れて大事に悩んでもらうように持っていきます。

大事に目を向くようになると、些事を忘れます。
「些事に悩んで大事を忘る」から、「大事に悩んで些事を忘る」
に持っていく
方法です。

あなたにとっての「大事」とは何でしょうか。
夫婦円満でいること、対人関係をうまくすることなど
いろいろあると思います。
その「大事」だけを考えていけば、
「些事」は気にならなくなります。

些事に悩む人は、目の前の道しか見えていなくて、
「この道しかない」と思い込みがちです。
その道が行き止まりであることがわかったときに、
目の前が完全にふさがります。
大事を見ている人は、広い視野から眺めていますので、
いくつもの道を見つけることができます。


~30代女性のための心と体の健康アドバイザー~



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