「大事なこと」だけに集中する２

☆あせらない、慌てない

イライラして不機嫌になる人の中には、
先を急いであせっている人がたくさんいます。
目標が高ければ高いほど、そこにたどり着くまでに時間がかかります。
高い目標を「今すぐ達成したい」と思ってしまうと、
気持ちがイライラしてきます。

難しい資格を目指しているのなら、「３年後に達成できるようにしたい」と
決めれば、３年間は余裕ができます。
３年でムリだと思えば５年に延ばしてもいいでしょう。
５年かかっても取る価値のある資格であれば、時間はあまり関係ありません

マンションを買いたいのであれば「１０年後に購入する」というように、
少しロングスパンで考えてみると、あせらずにマイペースで進んでいけます
マイペースを貫いたほうが、気持ちは落ち着いてきます。

人生は短いようで長いので、
気長にロングスパンで考えてみることはとても大切です。
「人生は長い」と思ったほうが、些細なことが気にならなくなるので、
自然とイライラは減っていきます。

「今すぐ課長になりたい」と思う人よりも、
「まあ、定年までに課長くらいになっていれば、
そこそこの人生にはなるだろう」と思っている人のほうが、
でんと構えていられます。
そういう人のほうが、かえって大物に見られて出世が早いかもしれません。

ロングスパンで見ていると、一度や二度失敗してもクヨクヨしなくなります
たった一度の失敗で落ち込んでしまうよりも、
「誰でも失敗はする。ここで覚えておけば、次は失敗しないだろう」
と開き直ってしまったほうが、失敗が生きてきます。

中学受験生のお母さんの中には、子供が中学受験に失敗すると、
「もうダメだ」と過度に落ち込んでしまう人がいます。
「中学がダメだったけど、六年後にいい大学に入ればいい」
と思えるかどうかです。

一流私立中学に入っても、東大に入れない子もいます。
その反対に一流私立中学を落ちて、下のランクの学校で頑張って
東大に入る子もたくさんいます。
六年後が勝負だと思えば、中学受験の失敗などどうでもよくなります。

大学受験も同じです。
大学に落ちても社会に出て成功する人はたくさんいますから、
大学に落ちたくらいでクヨクヨする必要などありません。
人生は長いのですからいくらでも挽回が可能です。

「今がこんなに最悪なんだから、あとは上がっていくだけだ」
くらいに図々しく考えていればいいのです。

～３０代女性のための心と体の健康アドバイザー～