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「競争」から離れると、うまくいく11

☆勝ち組の人にも大きな悩みがある

何でも「勝ち負け」で考える人は、
勝っている人をうらやましく思います。
しかし、勝っている人が何の悩みもないかというと、
それは違います。
勝っている人には勝っている人なりの悩みがあります。

勝っている人とはつきあわないと決めてしまうと、
自分の人生が狭くなっていきます。
まわりの人からは「単にひがんでいるだけ」と見られてしまうでしょう。
勝っている人ともコンタクトをとり続けていると、
その人なりの悩みを聞ける場合があります。

たとえば、美人の友達。
「あの人は美人でモテるからうらやましい」と思うかもしれませんが、
本人の話を聞いてみると、「いろいろな人から言い寄られるけど、
自分が本当に好きな人からは話かけてもらえない」とか、
「まわりの男はうわべの私だけを見て、本当の分かってくれる人に出会えない」とか、いろいろな悩みがあります。

そういう話を聞くと、自分の視野が広がっていきます。
「ああ、美人でもこんな悩みがあるんだ」と思えば、
単純な勝ち負けと思っていた自分が間違っていたことに気づきます。

どんな人でも悩みがあります。
「この人は勝ち組だ」などと思って決めつけをしていると、
負けたような気がして、自分で勝手に不機嫌になります。
相手の話をきちんときいてみると、
一方的にひがむべき対象ではないことがわかります。

「勝ち負け」の枠組みで見てしまうと、
そういうことに気づくことができなくなります。

人はいろいろな思いを抱えて生きています。
一方的に「勝ち負け」を決めて、「私は負けた」と
思っているのは思い込みにすぎません。
自分で勝手に不機嫌になっているだけです。

「勝ち負け」で考えずに、相手の話をきちんと聞く姿勢が大事です。
話を聞くといろいろな面が見えてきますので、
不機嫌な気分は解消されていくはずです。


~30代女性のための心と体の健康アドバイザー~


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