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あなたの時間の使い方は正しい?

時間 計画のクセを直す

やるべきことがいくつかあったとしても、からだは一つ。
だから「どういう順番で取り組むか?」という計画を考えることになる。

順番のつけ方は、人によっていろいろな基準がある。
簡単にできることから順番に、
放っておくと後々面倒になりそうなことから順番に、
思いついたことから順番に、
しめ切りが近いことから順番になど。

ではどうやってそれを決めているのだろう。
人は時間に対するモノサシを3つ持っていて、
どこにどう時間を使うかは、
いずれか一つのモノサシを使って決めている。

1 気分のモノサシ(気分が乗るかどうか)
2 緊急のモノサシ(しめ切りが近いかどうか。急がないといけないこと かどうか)
3 重要のモノサシ(大切なことかどうか。後で大きな影響をもたらすことかどうか)

「気分のモノサシ」を使っていると、
その場その場の状況に振り回されてしまう。
「緊急のモノサシ」を使っていると、
「忙しい!」が口ぐせになり、大事なことが終わらない。
「重要なモノサシ」を使っていると、
「本当に大切なこと」を見失くことなく、充実感を得ながら生きていける。
人生のカギは「重要のモノサシ」にあります。

1つ目は、気分は良いが、重要ではないこと。

どうでもいいことをしたり、なにも考えずに時間を過ごしたりしている。
後から振り返って「なんにもできなかった」と悔やまれる。
「気分のモノサシ」を使いすぎると、行動は、いかに早く
「気持ち良くなれるか」に支配されてしまう。
このことばかり続けていると、自分のことが嫌いになる。

2つ目は、重要ではないが、緊急なこと。

人から頼まれたことをやっている時間。
あれやってこれやってと、追加された「やるべきこと」を処理している。
忙しいと感じているけれど、必要とされている内容と、
自分の能力とはあまり関係ない。
ここに時間を使いすぎると、他人の顔色を伺ったり、振り回されるようになる。
「断るのは気が引ける」というのが一番のトラップ。
目先の痛みを避けられるかわりに、
長い目で見ればとんでもない代償を払わされることになる。

3つ目は、緊急なことで、重要なこと。

やらないと大変なことになる。今すぐ取り組まなければならない。
「自分にしか対応できないこと」に使っている時間。
たとえば病気で倒れた身内を看病する。
やめたいと言い出した部下を説得する。
担当のお客様からのクレームに対応する
などの事態に対処するといったこと。
そこにできるだけ時間を使わないと自分の居場所や地位が危うくなる。
だから、やる・やらないという選択の余地がない。

4つ目は、重要なことであり、緊急ではないこと。

別にやる必要はない。
でも、自分が心から「大切なことだ」と思うことに使う時間。
家族との時間、自己成長の時間、未来の顧客作りのための準備、
子どもの話に耳を傾けること、未来を計画することなど。
そういう時間をどれだけ多く割けるかが、人生の大きな目的だとも言える。
コツコツ使えば使うほど、「未来をデザイン」することにもなる。

大切なことをしていなくても、
忙しい1日を過ごせば「仕事をした気」になる。
仕事の後のビールはうまいかもしれない。
このために生きているのかもと、
しみじみ幸福を味わうかもしれない。
だがそれ以外に「価値を生んでいない」のが問題だ。


時間とは感情そのものだ。
「忙しい気がする」というように、感情で時間は決まっている。

自由な時間が欲しいと思っても、
自由とは、空き時間のことではない。
自分が取り組んでいること、そこからあふれる充実感、
余計なことはなにも考えられない。
そんな時間を丁寧に仕込んでいこう。

時間の使い方を変えると、はじめは抵抗感があるかもしれない。
だからちょっと強引ぐらいでもいい。
「重要のモノサシ」の使い方に慣れてくれば、
前よりもたくさんの大事なことを、
もっとラクにこなせるようになってくるはずだ。

「時間がないからではできない」ではなく
「やらないから時間がない」


ということは、
今の自分のモノサシをまずは知り
自分にとって「緊急はないけど、重要なこと」を知ることから始めよう


~夫に頼らずに生きる力を手に 夫奴隷解放宣言
            30代女性のための自立支援アドバイザー~

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