部屋の汚れをバロメーターにする
なまけものにとって、掃除はなかなか大変な作業です。
掃除をしたらスッキリするのはわかっているけど、
取りかかる気になれない。
気がついたら部屋や机の上が散らかっている、
という人は多いのではないでしょうか。
しかし、これを逆転の発想で
「普段掃除が苦手だからこそ、掃除したときの効果がてきめんだ」
と考えることができます。
たとえば日本には、年末の大掃除という習慣があります。
そして大掃除を終えて新年を迎えると、
いかにも晴れやかな気分になれるものです。
これとは反対に、部屋の中が汚くなっていくと、
どんどん「どうでもいいや」という気分になって
なまけもの度が上昇していきます。
気分も鬱々してくるし、なにもいいことはありません。
実際、ニューヨークの地下鉄で車体や駅構内での落書き対策を強化したところ、犯罪件数そのものが減っていったという実例もあります。
ほんの小さな汚れを放置しておくと、街全体が汚れてきて、
犯罪も増えてしまうのです。(割れ窓理論)
ですから、わたしは
「家がどれだけ散らかっているか」を心のバロメーターに使っています。
家が散らかっているということは、それだけストレスがたまっている証拠で、怠けぐせが潜在化している証拠だと考えるわけです。
そして大掃除をすることで、
心にたまったゴミもリセットしてしまうのです。
ちなみに年末の大掃除という習慣がないアメリカでは、
大掃除の代わりなのか頻繁に引越をするそうです。
引越となれば嫌でも掃除せざるを得ないわけですから、
なかなか合理的かもしれません。
わたし自身、以前は汚部屋の住人でした。
部屋の汚れが心のバロメーターだと知り大掃除をしていたら、
もっと心の整理が必要だと引越を決意。
引越を機会に人生のリセットも決意。
20年分の大掃除を行ったからこそ、今の自分があるのだと感じています。
☆小さな汚れが重大な結果を招く
<割れ窓理論>
窓ガラスが1枚割れたまま放置
⇓
無関心のサイン
⇓
軽犯罪増加
⇓
モラル低下
⇓
凶悪犯罪増加
~30代女性のための心と体の健康アドバイザー~
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