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心の負担を減らそう6

☆嫌なことを忘れるために別のことをやってみる

嫌なことは早く忘れてしまいたいものです。
忘れるためには、「忘れよう」「忘れよう」と思わないことです。
「忘れよう」と思えば思うほど、忘れたいことに注意が向きますから、
いつまでたっても忘れられません。
忘れたいのに忘れられなくて、余計にイライラしてきます。

「悪環境モデル」という考え方があります。
たとえば、不安なときに「不安になっちゃいけない」と思うと、
余計に不安感が強まり、
イライラしているときに「イライラしちゃいけない」と思うと、
余計にイライラが大きくなるというのが、悪循環モデルです。

みなさんも、歯が痛いときに、歯が痛いことを忘れようとすると、
余計に歯が痛くなったというような経験を
したことがあるのではないでしょうか。
忘れようとすることで、それが転機になってかえって悪循環に陥るのです。

悪循環に陥ったときには、それを断つために、
別のアクションを起こすことが重要とされます。
「歯が痛くてもいいじゃないか」と考えて、
仕事をしたり、遊んだりするのです。

忘れるためには、忘れようとしないで忘れるのが一番です。
何か楽しいことをしていたら「すっかり忘れていた」とか、
ひたすら打ち込んでいたら「ああ、忘れていた」というのが、
一番良いパターンです。

嫌なことを忘れたいときには、「ああ、嫌な気分だなあ」という
気分を持っていたとしても、別のことに注意を向けることです。

返信しなければいけないメールに意識を向けたり、
パソコンのフォルダ整理をしたりするなど、
別のことに注意が向くと自然と忘れられます。
自分が興味のある趣味のサイトを見てみるのもいいかもしれません。

イライラしているときには、「今日の夕食は何を食べようかな」と
考えるだけでも、注意が焦点が移ります。
少しでも注意がそれれば、
イライラの度合いは収まってきます。


~30代女性のための心と体の健康アドバイザー~

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