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「大事なこと」だけに集中する7

☆バカにされても目的を達した大石内蔵助

人間はあれもこれも考えると、身動きがとれなくてイライラします。
全部のことを考えるのではなく、余計なことを考えないようにすれば、
不機嫌にはならなくなります。

では、余計なことを考えなくするにはどうしたらいいのでしょう。
答えは簡単です。
一番大事なことを考えるのです。
そうすると、余計なことを考えている余裕がなくなって、
考えずにすむようになります。

江戸時代の「赤穂浪士」の討ち入りの話に、大石内蔵助が出てきます。
大石内蔵助は、四十七士を束ねる指導者で、切腹させられた殿様の
浅野内匠頭の仇討ちを誓います。
大石内蔵助は、この「大義」のために人生を送りました。

いつも「大義」のことを考えていますから、
些細なことなどまったく気にしません。
「昼行灯」と呼ばれていても、気にせずに過ごしていました。

人間は「大義」のために頑張っていると、
些細なことはどうでもよくなってきます。
たった一つのことさえうまくいけばいいわけですから、
その他のことはうまくいかなくても気になりません。

ところが、多くの人はディテールにこだわってしまって、
それがうまくいかずに、イライラをつのらせたりします。

ディテールがうまくいかなくても、大事なことがうまくいけばいいわけですから、ディテールの失敗にはこだわらないほうがいいのです。

そういう考え方をすれば、些細なことは気にならなくなって
不機嫌にならなくなります。
多くの人は、本当に大事なことで不機嫌になるのではなく、
ディテールでイライラして不機嫌になっています。

まず、自分にとって大事なことを絞ってみましょう。
本当に大事なことを決めれば、
その他のことはどうでもよくなります。

「大義のためには、バカにされても別にかまわない」という
大石内蔵助のような考え方をすると、
気持ちがラクになってくるはずです。


~30代女性のための心と体の健康アドバイザー~

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