データによって機会を逃してはいけない
本日にこちらのツイートをみて、そうだよなと感じました。
デジタルマーケティングの世界は全てがデータとなって結果が見えます。
このデータで全てが見えるからこそ、こんなセールストークが成り立ちます。
・紙のチラシはどれだけ成果に繋がったかわからないですよね。
・ネット広告は全てデータで結果が見えるので効果的に投資ができます。
・紙→デジタルに予算を動かしましょう。
自分自身もインターネット広告代理店の立場でずっと仕事をしてきたので、このようなセールストークをしたくなる気持ちがわかります。
しかし、本当にこれで良いのでしょうか?
細かいデータなくても、効果測定は収益や顧客の反応を見ればわかるよね
データは大切であることは百も承知の上で書いています。
良くないのは、小さいデータに捉われすぎたり、アイデアを軽視したり、データがないと動けなくなってしまうことです。
大切なのは広告データではなく、経営へのインパクトある成果や顧客の課題解決。
こんな小さな母数でデータ、データ、データといっても何にも見えてこないよ!!!!!!と叫びたくなることは、マーケターの皆さんは多いのではないでしょうか?
そんな怒りを覚えている方は、松本さんの記事は読みたいところです。
世の中の大半のことは数字で表現できないと思っています。そのため、データや数字だけ見て判断するのは、世の中の大半のことを無視しているのとほぼ同義です。
データがないと動けない身体になってしまったら、組織も個人も大きな変化は望めなくなってしまうと思うのです。
計測できていないデータに着目しよう
こちらも松本さんの言葉。
計測できていないけどマーケティングの意思決定に必要なデータは何かを整理すると効果的だと思います。
計測できていないけど意思決定に重要なデータは何か?
逆に捉えると、計測できているものに捉われすぎるな!ということ。
人の脳は見えているものに意識が集中します。
そして、既にあるものや蓄積してきたものは使いたくなります。
経済学でサンクコストという言葉が使われますが、過去に使った時間やお金から得られたものは、簡単に捨てることはできません。
過去から蓄積してきたデータは、どうしても使いたくなる。
でも、過去のデータに依存しているうちに、未来の機会を逃してしまうことが多くあると感じています。
データによって機会を逃さないために
ではどうすれば良いか?
ポイントは、直感的に意思決定する人とデータを使って根拠をつくる人を分けることだと考えています。
このバランスをとって事業を成長させているのがnote(ピースオブケーク)。
この「定性と定量の甘い関係」に関しては学び多いので、全てのデータの取り扱いに悩む人に読んでもらいたい内容です。
直感と論理を組み合わせて、データに捉われ過ぎないこと。
全てがデータとなって見える時代だからこそ大切にしていきたいですね。
本日の日報は以上です。
もう一度読み返したい本。