マーケティングとサステナビリティをつなぐ実験
サステナビリティという言葉は、あらゆるところで使われるようになっています。
改めて、サステナビリティとは何でしょうか?
ブランド戦略としてのサステナビリティ
サステナビリティはブランドが選ばれたり、競争力を築くためにも必要だと言われるようになっています。
下記は2022年の日経クロストレンドの連載です。
社会や人々の中で、サステナビリティの関心が高まっており、マーケティングに関わる人も「なんとなく意識する必要はありそう」とは考えていると思います。
でも…
大切なことはわかるけど、結局何を考えることなの?
という感覚が多くの人が感じていることではないでしょうか。
自分も同じ感覚でした。
オールバーズのサステナブル視点をトレース
まずはサステナブルを体現しているブランドをトレースすることからはじめると理解が深まるはずだと考え、実験することにしました。
今までのマーケティングトレースシートだと下記のようになります。
今回はサステナビリティに焦点をあてて、21世紀に求められるブランドの姿を考えてみる実験をしてみました。
1. ブランド価値構造を整理する
まずは、ブランドの基本構造を整理します。
下記4つの観点で整理すると、ブランドが提供する価値構造を整理することができます。
1. 世界観・目指していること
2. 社会価値
3. 顧客への機能・情緒価値
4. 信頼できる根拠
2. サステナビリティの取り組みピックアップ
続いて、地球や社会の環境に対して、どのような影響を与える活動を行なっているのかをピックアップしていきます。
オールバーズの最近の取り組みで素晴らしいと感じたのは「Recipe B0.0K」です。
自分たちのデザイン、製造などの知識・ノウハウのオープンソース化を行なっているのです。
現時点では英語のみの公開ですが、下記よりPDF閲覧することができます。
3. システムマップで地球⇄社会⇄生活⇄企業活動の関係性を整理
オールバーズのサステナビリティはどのように機能しているのかをトレースする考え方を整理してみました。
サステナブルとは何かをブランド視点で捉えると、
地球への良い影響
社会への良い影響
生活への良い影響
この3つの影響範囲があると考え、
地球⇄社会⇄生活⇄企業の各レイヤーが連動している価値伝達の構造が成り立つ仕組みをトレースする
図を作成してみました。