不況で伸びているブランドは不況前から準備をしていたはず
コロナが落ち着く気配は今のところありませんね。
最近、不況に強い企業に共通していることは何か?
とずっと考えています。
こちらの記事を読み、当然そうだよな、でもできなかったよな、と考えさせられました。
記事の内容は、ケンタッキーやマクドナルドがコロナ不況の中でもデリバリーを中心に業績を伸ばしているとのことです。
ケンタッキーは、前年同月比13%増。
なぜケンタッキーやマクドナルドは不況でも順調なの?
たまたまでしょ。というコメントがNewspicksにも多くありました。
本当にたまたまでしょうか?
ケンタッキーが成長しているのは、コロナ前からの準備があってこそだと思うのです。
ケンタッキーが何を準備してきていたのかを整理してみます。
不況に陥る前から、下記3つのことをしっかりやっています。
①競合再定義
競合をコンビニやスーパーと設定
②ブランドイメージ転換
非日常→日常使いへとブランドイメージ転換
③競争戦略の再定義
競争軸を外食→テイクアウト(家で食べる)へ徐々へズラす
不況になる前から、ブランドの根幹を強化、市場創造をしていたことがわかります。
ケンタッキーの #ブランディングトレース
先日につくったブランディングトレースの型をもとにケンタッキーのブランド戦略を整理してみました。
ケンタッキーは直近で、ブランドターゲットを再定義して、ポジショニングの見直しをしています。ここがポイント。
下記の記事に、500円ランチを展開して、日常使いの親しみやすいブランドをつくってきた戦略が記事化されています。
ケンタッキーの #マーケティングトレース
もう少し、市場や社会の状況から逆算して戦略を整理してみます。
マーケティングトレースの型でまとめてみました。
最初にご紹介した記事にあった通りで、競合をコンビニやスーパーを競合とした時に、ケンタッキーがどのようなポジショニングをとるのかが、しっかり考えられていたのではないでしょうか。
不況に陥る前が勝負
苦しい状況でも生き残れる企業は、産業に関係なく準備を怠っていないですよね。
(例)
・厳しい状況のときに応援してくれるファンをつくる
・不況でも必要とされるサービス・ブランドをつくる
そして、この不安定な時代だからこそ、本質と向き合う態度がマーケターに求められていると感じています。
好況よし、不況さらによし
これは松下幸之助の言葉です。
こう言えるのは、好況でも、不況でも、変わらず愛されるブランドをつくってきた企業だけだと思います。
自分たちにできることは、市場、顧客と向き合い、次の変化に向けた準備を粛々と進めることだなと考えています。
本日は以上です!
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