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2021年9月を写真でふりかえる

 さて、9月をふりかえる。PCをふとももの上に置いている今は11月も下旬。ガイド事務所の冬仕舞いも済ませて、いよいよ冬本番に入るといったところだ。事務所で使用していた対流式の円筒ストーブに火をつけ、部屋を温める。FFより暖かいんじゃないだろうか。上には鍋を置き水を張り、そこで缶詰のつまみを温め酒を飲む。その横で犬が眠る。良い時間。

 この季節はいつも一度足をとめて考えてしまう。自然なことだが意図的でもある。冬をどう過ごすか、どのように仕事をするか、来季はどうするか。やりたかったことはどこまでできるか。

「限られた時間をどう使うか」

自分を自分でマネジメントするということはとても難しい。


【9月5日】

 35歳になったばかりの僕は、山にいた。数年前からずっと行きたかった羅臼岳〜硫黄山の縦走をした。やっとできた。

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羅臼岳のピーク。何も見えなかったはずが一瞬でガスからぬけた。ついてやがる。

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オッカバケ岳への斜面。サシルイ岳と三ツ峰を背景に。

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 ウトロの町が見えた。1週間前は下界で満喫、この日は山奥。ふふふ。「先週はあそこでまったり過ごしていたな〜」と、そのギャップと遊びの幅に自分的にはこの景色にニンマリだ。

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 この日の野営地と硫黄山が見えた。知床の懐。このスケール。最高だ。

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 野営地にて。

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 硫黄山へのトレイルはなかなか濃い。

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 濃すぎた。山親爺に出会ってしまった。深い沢のボトム。危険な距離。逃げ場なし。熊との遭遇史上一番怖かった。山親爺は反対の尾根へ行きたいが為に沢におりたようだった。人間に興味は薄い。スプレーは噴射せずに済んだ。この写真は安全を確認したのちギリギリで撮影したもの。max105mmのレンズしか持っていないし、近寄るつもりなど全くない。かろうじて去り際に1枚。それがこの写真だ。彼らの存在感は強烈だ。1人では行きたくないと思った。

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 カムイワッカを捉えた。このあとまもなく無事下山した。


トレイル上の「秋のはじまり」が美しかったので、足元の世界を数枚貼っておく。

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 山は美しい。もっといたかった。次回は3泊くらい稜線上で過ごしたい。そうなると物資が重いけれどもね。この美しさだ、仕方あるまい。


つい山の話が長くなってしまった。つづきいこう。はてさて何を撮っていただろうか・・・。


【9月15日】

近所のキャンプ場で珍しくまったりとキャンプした。こういう時間も悪くない。2人で焚き火を眺め酒を飲む。とても幸せだった。

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 キャンプ場で小さいテントはなんだか場違い感が否めない。

 幸せだった時間に、1つとても不快だったことがある。

 隣のテントサイトで男3人(40〜50代)が充実に充実したキャンプを楽しんでいた。充実感はいいのだが、夜になってもBGMの曲がうるさく不快だった。不快すぎて夜湖にカヌーを漕ぎ出し、その場所から大分離れてもまだ聞こえる。キャンプ場全体に聞こえていた。この阿呆。21時半すぎてもそのままだったら言いに行こうと決めていたが、そのあたりで音が小さくなったでの言わずに済んだ。こういうときどうしても気になってしまう自分にもまた少し嫌になった。ということを思い出した。

 ・・・キャンプ好きだけど、やっぱり人が多くいる場所でキャンプすることに少なからず抵抗がある。こういうことが起こる。今のソロキャンプブームなどにも少なからず抵抗はある。こういう一握りの輩のせいで「そういう」イメージになる。若い人が周りに迷惑をかけてしまうのはまだ許せる。自分もたくさんのマナー違反をしてきた身だ(その際はごめんなさい)。つまりその気持ちもわからないでもないということだ。怒られてわかることもあるだろう。ただ、いい歳してやっちゃいかんと思う。だってわかるだろ。大人なら。

 毒づいてしまった。ゴメンなさい。

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 さて、朝のカヌーが気持ちよかった。

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 この日の朝の気温はたしか3度。湖から毛嵐があがる。

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 ホットサンドはうまい。


【9月18日】

 雨だったのだろうか。カイを撮ってモノクロに仕上げている。

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 かわいい。

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 かわいい。

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 かわいすぎる(親バカ)。


【9月24日】

 この日も焚き火をしていたようだ。

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 火を囲んで久しぶりに話す。昔からの友人たち。楽しかった。焚き火時は椅子ではなく地べたにマットひいて座るのが好きだ。


【9月26日】

 9月の早朝は美しい。早朝ツアーは9月中旬以降がオススメです。いい日多いです。

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【9月28日】

 和琴半島にて。

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 紅葉が進んできた。


 9月もそんなにカメラを握っていないようだ。なんとなく自分は何を撮影したいのか、そのイメージもぼんやり形を帯びてきた気もする。10月に続く。




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