見出し画像

qitripについて

「身近な人の心の底からの笑顔を守りたい」

大学進学時に将来どんな仕事をしたいか?
今までの人生を振り返りながら考えた結果、ぼんやりと身近な人の健康に関わりたいと思うようになりました。

はじめまして、qitripの高橋友樹です。
京都府の北部、丹後地域で鍼灸院を営んでおります。

qitrip由来はqi=気、trip=旅の造語です。
身体の中を巡る気が旅をしているみたいだなぁと感じ、気が旅をするように身体の中や身体の外、様々なところを巡って、その人だけではなく、周りの身近な人や暮らしそのもの、住んでいる地域が良くなりますようにという意味を込めて名付けました。

はじめに

大学進学を考えた時にふと思ったのが、身近な人が心身の不調で悩んでいたということ。
たまーに突然倒れる父や、病気で入院を繰り返していた祖母。
高校に入ると部活の仲間が怪我をきっかけに退部してしまうことや友達が突然1ヶ月学校に来れなくなることが重なりました。
そんなときに僕は相談に少し乗るくらいで何もできず、とても情けない気持ちに……これからの人生も同じことの繰り返しは嫌だ。

だから、大学では身近な人に貢献できるような仕事に役立つ勉強がしたい。
そう思って目指したのが鍼灸師でした。

今でもきっかけとなった気持ちは変わらないので
「身近な人の心の底からの笑顔を守る」
ことを想いながら施術に向き合っています。

部活の仲間たち。
みんな良い笑顔!

鍼灸師として

大学時代はとても運が良かったです。
今でもお互いを切磋琢磨できる仲間に出会えたことで脈診に出会い東洋医学の可能性に気づくことができました。
僕はなぜか鍼灸学生が毛嫌いしがちな東洋医学が大好きでオタクのように教科書を読み漁ったり、Googleで面白い情報がないか調べていました。

そんなことをしているうちに、いま最も尊敬している鍼灸師である中根はじめ先生に出会うことができました。中根先生は京都の四条烏丸に鍼灸院を構えており、東洋医学の難解な点をわかりやすく楽しく人に伝えるのが得意な先生で、毎月勉強会があったので東京から京都に通う生活を3年間継続していました。

中根先生からは鍼灸師という職能を活かして社会貢献できること、東洋医学はシンプルで楽しいこと、自分の信念をもつことなどを学ぶことができました。そして、東洋医学の可能性をたくさん知りました。

はじめて中根先生にあった日

そして、東洋医学の古典を読んでいたらこんな言葉に出会いました。

上医は国を治し、中医は民を治し、下医は病を治す”
                        - 小品方

良い鍼灸師は病気だけではなくて国を治すことができるという言葉。

この言葉を知った時、中根先生に教わったこととリンクしました。
鍼灸師という職能を活かして地域貢献しながら良い地域を作っていく。
地域にしっかりと関わっていける鍼灸師に自分はなりたいと思うようになりました。

現在

大学卒業後は中根先生の近くで鍼灸をしたいという想いと京都の文化に憧れがあったこともあり、京都で鍼灸をしたいと思っていました。

もともと住んでいた150万人の地域から10万人もいない地域へ引っ越し。
御縁が重なり、京都府の北部の丹後地域で活動をしています。

今は地域に関わりながら鍼灸をしたいという想いがあるので、丹後地域で移住・定住や地域の魅力を伝えるプログラムの運営などを行う㈱ローカルフラッグに所属しながら鍼灸師としても活動しています。

鍼灸師になってまだ数年ですが
「身近な人の心の底からの笑顔を守る」
これが非常に難しいことと感じています。

まだまだ、鍼灸は身体の不調が出てから行く場所、病気や怪我を治してくれる所というイメージが先行しています。よくあるのが病院に行っても治らないから最後の砦として鍼灸院に来るパターン。

そうなると、笑顔を守ることはできません。

僕は笑顔を守るために鍼灸師になったはずのに……
結局、身体の不調で悩んだ顔を見ることが多い。
高校生の頃からできることは増えたけれど現状は変わっていません。

東洋医学や鍼灸を暮らしに根付かせる

なんで高校生の頃から変わっていないんだろう?と思いました。
それはやれることは増えたけれどアプローチのタイミングが全く変わっていないかったからです。

身体の不調に気づく前にアプローチをする方法が必要だと気づきました。
身体の不調が起こる前には必ず何かしらのサインが出ているはずです。
頭がぼーっとしていたり、体が重だるかったり、声がいつもより出づらかったり、疲れやすくなっていたり、人によって様々です。

そういったタイミングで東洋医学の知恵に触れる機会を作ったら自分自身でセルフケアができるんじゃないか?そう考えるようになりました。

暮らしに東洋医学や鍼灸を根付かせる。
少し前の日本ではこれが当たり前のように行われていました。
おばあちゃんの知恵のように日々の暮らしの中に養生=セルフケアが根付いていたのです。

暮らしにあるものを東洋医学で再編集すれば実現できる。
僕はそう感じました。

そこで考えついたのが雑貨屋×東洋医学。
暮らしに根付いた衣・食・住の雑貨を東洋医学の考えに基づき選定・解説をするというもの。
いつも使うちょっとお気に入りの雑貨に東洋医学の知恵があれば暮らしを豊かにしながら身体も豊かになると思います。

まずはコツコツ自分のお気に入りのものをイベントやオンラインショップで販売したり、このnoteで雑貨紹介の記事を書いたりしようと思っています。

雑貨を通じで少しでも東洋医学にふれる人が増えたらよいなぁ。
そして、
多くの人が身近な人の心の底からの笑顔が守れる世界になるとよいな。
と思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!


▼公式ホームページ

▼公式Instagram

▼オンライン雑貨屋はりきゅう


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?