高橋友樹@丹後の鍼灸師

▪️二十四節気に合わせて養生について書いてます■身近な人の笑顔を守るために、東洋医学の発信をしています■自然からヒントを得て生まれた東洋医学を突き詰めるために京都府の北部丹後地域へ移住■好きなことはコーヒー / くるま / カメラ!

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「身近な人の心の底からの笑顔を守りたい」 大学進学時に将来どんな仕事をしたいか? 今までの人生を振り返りながら考えた結果、ぼんやりと身近な人の健康に関わりたいと思うようになりました。 はじめまして、qitripの高橋友樹です。 京都府の北部、丹後地域で鍼灸院を営んでおります。 qitrip由来はqi=気、trip=旅の造語です。 身体の中を巡る気が旅をしているみたいだなぁと感じ、気が旅をするように身体の中や身体の外、様々なところを巡って、その人だけではなく、周りの身近な

    • 冷えと水の関係-鍼灸師による、二十四節気養生-

      はじめに暦の上では「小雪」の季節となりました。この時期は、秋から冬への移行期間であり、寒さがじわじわと体に影響を与え始めます。東洋医学では、冷えが体内の「水」の働きを滞らせることでさまざまな不調が生じると考えます。今回は、小雪の時期に知っておきたい「冷えと水の関係」を東洋医学の視点から詳しく解説し、冬を健やかに過ごすための養生法をご紹介します。 冷えと水の関係:東洋医学の視点東洋医学では、体内の「水」は津液(しんえき:体を潤す液体)という形で存在し、体温調節や代謝、老廃物の

      • 冬はゆったり、「温める」と「呼吸」 -鍼灸師による、二十四節気養生-

        はじめに秋が深まり、冬の気配が近づいてきました。暦の上では「立冬」となり、寒さが本格化しはじめます。この時期こそ、心と体を穏やかに整えて過ごすことが大切です。今回は「ゆったり」をキーワードに、寒さで乱れがちな自律神経を整え、健やかに過ごすための養生法をご紹介します。 ゆったりと過ごすためのポイント 「温める」と「呼吸」立冬からの養生では、体を温め、ゆっくりとした呼吸で心と体を整えることが大切です。寒さが増すこの時期には、日々の生活に「ゆったりとしたリズム」を意識して、心地よ

        • タイプ別、温活のすすめ -鍼灸師による、二十四節気養生-

          前回に引き続き、温活な記事になりました。 それにしても寒い! はじめに 急激に寒くなりましたね…… 鍼灸院にも寒暖差によって起こる症状で来院される方が多くなってきました。寒暖差があると自律神経も乱れてしまうので無理のない生活が大切です。 さてさて、東洋医学では寒さが体に悪影響を及ぼすと考えられています。 そのため「あたためること」が重要視されます。東洋医学でもお灸をはじめとした温活があり、体を温めて血流を促し、冷えによる不調を防ぐための養生法として確立しています! そ

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          寒露 -鍼灸師による、二十四節気養生-

          温活を始めるタイミングは「寒露」から 寒いですね…… 鍼灸師のたかはしです。 秋が深まるにつれ、朝晩の冷え込みが一層強くなり、ふとした瞬間に肌に冷たい空気が触れるのを感じる季節になりました。 秋が来るのは嬉しけど冷え過ぎじゃない?と思います…… 二十四節気の一つである「寒露(かんろ)」は、その冷たさが朝露となり始める時期を指し、自然と同様に人間の体も冷えと向き合う準備をする重要なタイミングです。冷えが体に与える影響を意識しながら、温活をスタートさせる最適な時期がこの寒露

          寒露 -鍼灸師による、二十四節気養生-

          秋分 -鍼灸師による、二十四節気養生-

          こんばんは、鍼灸師のたかはしです! まだまだ暑い日が続きますが秋分になりました。 これくらいから例年朝晩涼しくなり、秋の空気を感じることができます。 本日はそんな季節にぴったりな養生をお伝えいたします! 秋分は、昼と夜の長さが等しくなる時期です。 この時期、東洋医学では陰陽のバランスを整えることが重要とされています。昼の活動と夜の休息のバランスを意識することで、心身の健康を保ちやすくなります。 秋は、夏の陽気が去り、陰のエネルギーが強まる時期です。 そのため、睡眠はこの季

          秋分 -鍼灸師による、二十四節気養生-

          白露 -鍼灸師による、二十四節気養生-

          睡眠の質を意識しましょう! 白露の時期は、秋の訪れを感じ、朝晩が涼しくなり始める頃です。 日中の暑さと朝晩の涼しさのコントラストが激しくなり、体も環境に順応しようとします。東洋医学では、この季節の変わり目に体調を整えることが、秋冬を健康に過ごすための鍵とされています。 特に、白露の時期に意識したいのが「睡眠」です。東洋医学では、睡眠は単なる休息ではなく、体内の「陰」と「陽」のバランスを整える重要な役割を果たします。 陰主陽従とは? 東洋医学には、「陰主陽従(いんしゅよ

          白露 -鍼灸師による、二十四節気養生-

          処暑 -鍼灸師による、二十四節気養生-

          【朝晩の散歩がおすすめ!】 朝晩は涼しいですが、昼間はまだ暑いですねこの時期は昼間の暑さが体にこもりやすくなります。 体に熱がこもると、頭が重い、ボーっとするなど、上半身に不快な症状が現れることがあります。こうした状態を解消するためにおすすめなのが、涼しくなった朝晩の散歩です。 -+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+- ◎朝晩の散歩で熱を発散 体にこもった熱が上半身に集中すると、体調不良を引き起こすことがあります。 朝晩の涼しい時間帯に散歩をすると、心地よ

          処暑 -鍼灸師による、二十四節気養生-

          立秋 -鍼灸師による、二十四節気養生-

          【睡眠と食事を要チェック】 雨が少なく気温の高い日が続いていますね。 こんな暑さとクーラーの冷えを行き来する生活は、自律神経に負担をかけがちです。 いつもできていたことがうまくいかなくなったら、自律神経の乱れを疑ってみてください。 ここ数週間、自律神経に関する相談が増えています。 自律神経の問題は、自分でコントロールするのが難しく、一度バランスを崩すと元に戻すのに時間がかかることが多いです。 特に生活リズムが乱れやすくなるので、注意が必要です。 セルフチェックのポイン

          立秋 -鍼灸師による、二十四節気養生-

          大暑 -鍼灸師による、二十四節気養生-

          遅くなりましたが、大暑! 今年は蒸暑すぎる….. 養生が必須ですね。 【夏の土用】 土用の丑の日といえば、うなぎを食べて滋養を補う習慣がありますね!皆さんはもう食べましたか? 実は、この土用の丑の日には深い意味があり、東洋医学の陰陽五行の考え方に基づいています。土用は陰陽五行の「土」に当たる期間で、四季の変わり目に訪れます。 -+-+-+-+-+-+-+-+- ◎土用の特徴と養生法 陰陽五行では、土の特徴は安定を好み、変化を嫌うとされています。そのため、季節の変わ

          大暑 -鍼灸師による、二十四節気養生-

          小暑 -鍼灸師による、二十四節気養生-

          ごめんなさい! こちらのnoteに転記するのをすっかり忘れていました…… タイミングがおかしすぎますが小暑の養生です笑 立て続けに大暑もアップします…… 【苦みと熱】 さてさて。 今年の夏は暑いですね! 夏の厳しい暑さが続くと、体内に熱がこもりやすくなります。 東洋医学では、苦味のある食材が体内の熱を冷まし、心を落ち着けるとされています! 実際に、南国の地域では苦味の多い食べ物が豊富にあり、現地の人々が暑さを乗り切るために積極的に取り入れています。 酷暑を乗り切る

          小暑 -鍼灸師による、二十四節気養生-

          夏至 -鍼灸師による、二十四節気養生-

          みなさん、こんにちは。鍼灸qitrip宮津のたかはしです。今年の梅雨は少し遅れていますが、湿気の多いこの季の健康管理は難しいですね。今日は、東洋医学の視点から夏至の時期にぴったりな「どう食べるか」に着目した養生方法をお伝えします。 夏至と陽気の関係夏至は一年で最も昼が長く、陽気が最大になる時期です。 東洋医学の陰陽論では、陽は活動、陰は休息を象徴します。夏至は陽のエネルギーが最も強い時期であり、私たちの体も自然に合わせて活動的になると良いとされています。 陽気が盛んなこ

          夏至 -鍼灸師による、二十四節気養生-

          芒種 -鍼灸師による、二十四節気養生-

          こんばんは、鍼灸師のたかはしです。 今日は二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」にぴったりの養生方法をお伝えします。芒種は梅雨の始まりを告げる時期で、湿気と熱が一気に増す季節です。この時期は特に夏バテに注意が必要です。忙しい毎日を過ごす皆さんが少しでも元気に乗り越えられるよう、東洋医学の観点からアドバイスをお届けします。 -+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+- 【芒種とは?】 芒種(ぼうしゅ)は、二十四節気の一つで、6月6日頃から6月20日頃までの期間を指します。

          芒種 -鍼灸師による、二十四節気養生-