冷えと水の関係-鍼灸師による、二十四節気養生-
はじめに暦の上では「小雪」の季節となりました。この時期は、秋から冬への移行期間であり、寒さがじわじわと体に影響を与え始めます。東洋医学では、冷えが体内の「水」の働きを滞らせることでさまざまな不調が生じると考えます。今回は、小雪の時期に知っておきたい「冷えと水の関係」を東洋医学の視点から詳しく解説し、冬を健やかに過ごすための養生法をご紹介します。
冷えと水の関係:東洋医学の視点東洋医学では、体内の「水」は津液(しんえき:体を潤す液体)という形で存在し、体温調節や代謝、老廃物の