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だれもが組織の代表であるという話

新卒のはじめのはじめの研修で、GHR(Global Human Resource)のトップから、こんな話があった。

「いつか、ミッキー(社長、三木谷さん)が、君たちのデスクにきて『携帯を見せて』と言う日が来るかもしれない。

そのときに楽天市場で買い物をしているか、楽天銀行の口座はあるか、楽天カードを使っているか、を確認されると思う。

もし君たちがそれらのサービスを使っていないのであれば『即刻、会社を辞めてくれ』と言われると思う。

まず、そのことを理解して欲しい。」

(改めて文字にすると強烈w)
(英語だったので、ちょっと文章が変)

社会人になりたてほやほやのわたしはかなり面食らった。
というか、引いた。笑

おいおい、やばい会社入っちまったよ、と。


が、最後の言葉で納得に変わった。

「君たちはこの会社で働く以上、楽天という会社の代表であり、サービスの責任者である。サービスを自分の口で語れない、というような恥ずかしい状態にはならないで欲しい。自社のサービスに責任を持ってくれ。

この締めで腹落ちし、高揚した。


社会人になって、8年が経ち、働く会社も変わった。が、ふとした時にいつも思い出す。

自分自身は、会社の代表になりえているか。どんな事業であっても、お金を払ってくれている顧客がそこにはいて、その顧客の利益のためにできることをすべてできているか。

仕事ができるようになればなるほど、自分のスタイルができていく。
それ自体は素晴らしいことだと思うが、

◯ 主語がすり替わってしまっていないか。
◯ 簡単で、やり易い "いつもの”思考で物事に取り組んでしまっていないか。
◯ 本質を忘れ、感情的な仕事をしてしまっていないか。
◯ 1円の重みを忘れていないか。

は、いつまで経っても、何歳になっても自省したい。


新卒のころ感じていた「組織の代表として、顧客、市場、社会との接点を持てる喜び」を忘れずに、働き続けたい、と改めて考える。


(26・27日とFUSIONの合宿で、自分の根幹にまつわる話をする機会があり、上記の話をした。せっかくなので、文字に起こしてみた)

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