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橋本倫季(Tomoki Hashimoto)
2023年10月29日 22:42
10月8日久米島にてバイタルサイン講習会を行いました。久米島は那覇空港から飛行機で40分の場所にあり、人口約7000人、サトウキビ畑と美しい海に囲まれた、まだまだ夏の日差しの続くとても素敵な島でした。島にある調剤薬局は一法人(2店舗のみ)で、今回はたいよう薬局の山城先生にお招きいただきました。講習会の前日に山城先生のお車で、いろいろな島の名所を巡りながら、島の医療の現状や課題についてお
2020年4月28日 07:31
今日は薬剤師がバイタルサインを採る目的について書きます。この記事を書くきっかけとなったのは、先日弊社の新人から受けた質問でした。「調剤薬局事業を行う会社が訪問看護師を雇っているところがあると聞きます。在宅に取り組む上で情報共有がスムーズに行えるので良いなと思います。一方で、僕たち薬剤師が行う聴診やバイタルサインチェックが奪われるのではないかと危惧しています。」いかにも新人らしい良い質問
2020年3月27日 06:36
今日は施設での単独訪問時に使う道具とアセスメントするまでの所作について書きます。まず最初にお断りしておきたいのは、在宅訪問の内容は薬剤師によって千差万別であり、最もその薬剤師のカラーや美学が現れる部分です。あくまで僕個人の一例として皆様のご参考になれば幸いです。準備するものはiPad mini(薬歴)と聴診器、それから長白衣です。場合によって血圧計を持参する場合もあります。以前は紙に書い
2020年4月1日 07:28
今日は血圧の使い方と使いどきについて在宅医療にフォーカスして書きます。外来編はこちら今回もシチュエーション別に書いていきます。在宅において薬剤師が血圧その他バイタルサインを実測するかどうかの判断はそれら情報の鮮度について考える必要があります。バイタルサインは医療・介護チームが鮮度の高い情報を共有することが重要です。ここを見誤ると陳腐化した情報をチームに垂れ流すことになりますし、独り善が
2020年3月31日 07:27
今日は血圧計の使い方と使いどきについて書きます。先日の単独訪問についての記事で、血圧計を使う場合もあるということを書きました。シチュエーション別に書いていきたいと思います。1)外来①服薬後のフォローに使う場合降圧剤を飲んでいる患者さんを対象に考えてみます。処方箋の授受を軸に置いた場合、ある意味受動的なタイミングと言えるのが降圧剤を含む処方を受けた際とそうではない他科の処方を受けた際が