「『超常現象』を本気で科学する」

今更だけど、今や、超常現象を本格的に信じてる人間は一部の○○くらいで、超常現象が表に出て来る時代は終わったと思うが、代わりに(オ)カルトとして盛んになってるのは「インボー論」だろう。

超常現象が、存在を証明できないものを主役としているのに対し、インボー論は、一応、存在は誰もがわかってるものを主役としていることが多い。ただし、核心に触れると、“闇の組織”みたくあやふやになってくる。

どちらも、人間の未知数でもある心理、(集合)無意識に関わってくるものだと思う。つまり、個人的な体験を超えることはなく、極私的なことに帰結する問題であるのだ。体験者の精神状態の産物ということだ。人類は、恐怖感情を持つことで、進化の過程を経て、今日まで生き残っている訳だから。

結果には原因があり、またその原因をもたらしたのには、また他の原因があるものだ。

確かに、従来の、超常現象があるか、ないか、の二者択一ではなく、その現象がどのくらい役に立つのか、の視点は面白い。

例えば、幽霊体験をするほど想像力が高い人は、新しいアイデアを生む力も強いというように。

他にも、芸術家の創作の極意は、多くは無意識の領域にあることが多いことからも、中には、超常現象体験がそのキッカケになることもあるだろうし。横尾忠則さんや美輪明宏さんのように。

ただし、霊感商法やカルト宗教、そこまでいかなくともエセ・擬似科学、インボー論もそうだし、商売として悪用される例もかなり多いので見極めが大切だと思うが。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。