【アニメ映画】「君の名は。」

新海誠監督・脚本のアニメ映画「君の名は。(Your Name.)」(2016年)。Amazonプライムにて。

いや〜、日本のアニメはホントに素晴らしいねぇ。

現実よりもリアルな情景、透き通るような星空、放たれる自然の光などなど、緻密な自然描写はやはりスゴい。大きなスクリーンで観たら圧倒されて酔うだろう。

多分、最新のデジタル技術を最大限に駆使してるのだろうなぁ。キャラが着る服装も、都会の建物や看板も、店の商品も、全てモノホンみたい。

コレが“新海ワールド”ってヤツだろう。

ストーリーは最初、大林宣彦監督の「転校生」かよって思ったら、彗星の接近に絡めたファンタジーのようであり、主人公の女の子はすでに死んでたというミステリーだったり、夢と現実と時間と空間が前後交差するSFみたいだったり…とにかく複雑。俺には解けない謎もあった。でも、基本はラブ・ストーリーなんだね。

地方の神社の御神体や御神酒に絡んだ重要な話も出て来て、昭和の片麻痺ジジイにはついていくのにムリがあるであろう現代劇の中でも、日本の風土や伝説伝統を重んじる保守的な側面も感じたのだ。そんな中で、高校生の男子と女子が出会うのだ。

でも、この主人公の女の子と男の子も、気持ちを確認し合った瞬間に、突然、関係が絶たれるというか、片方がいなくなり、最後の最後にまた出会う。コレは、新海監督のテーマぢゃないか。

俺だったら、実は女の子は3年前に死んでた、女の子はその男の子の思い出の中に生きてた、とするよ(笑)。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。