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ピーター・ティールを読んでみて

最近、「ピーター・ティール」というPayPalの共同創業者でフェイスブックの創業期からの投資家、パランティアの創業者であるピーター・ティールについて書かれている書籍を読んだので、まとめたいと思います。


PayPalを簡単に説明

  1. PayPalの創業

  2. マックスレフチンの携帯情報端末の暗号化からスタート

  3. お友達紹介、バイラルマーケティングでユーザーの獲得

  4. ライバル会社のX.comのイーロンマスクとの協力

  5. プラットフォーマーのイーベイにフルベット

  6. 15億ドルでイーベイに売却

完全に打ちのめされるような失敗をしたとしても、それがどうしたと言いたい。もっとやりがいのある道はいつだって見つけられるんですから

書籍の中にあった言葉

スタートアップが失敗する5つの要因

  1. アイデアが時期尚早

  2. アイデアが遅い

  3. アイデアに意味がない

  4. アイデアが高い

  5. アイデアにメリットがない

PayPalの重要指数

  1. 新規獲得ユーザー数

  2. 新規獲得のためのコスト

  3. 詐欺による不正防止率

  4. イーベイ経由の新規ユーザー数

  5. イーベイ経由の新規ユーザーが「ビルポイント」を利用している割合

  6. 資本流出

  7. 未払い料金があるユーザー数

  8. 達成売上高

データの取得と意思決定の速さが大切
そのために、データを分析するソフトウェアの開発にも取り組んでいた

レフチンと彼のチームは、データ収集機能を持つ特殊なソフトウェアを開発し、イーベイのサイトを常にモニタリングしていた

ペイパルの先進性

  1. バイラルアプリを提供した初めての会社

    1. ペイパルアカウントを持っていない人にも送金ができた。そのため、受けたるためにペイパルのアカウントを作る必要があり登録者のどうかに寄与した

  2. プラットフォーム戦略をした最初の会社

    1. イーベイのプラットフォームで動く会社

  3. 埋め込みウェイジェットを提供した最初の会社

    1. 自分の商品ページに「イーベイで支払う」ボタンを作れた

  4. アジャイル開発を導入した最初の会社

パランティアの創業

情報機関に向けて、データとアルゴリズムを駆使して脅威を早期に察知することができるソフトウェアなどを販売する会社
この会社の特は、営業部隊がおらずエンジニアばかりいる会社

投資術

  • 徹底的に絞り込む

    • facebookは全ての案件より多く収益を得て、パランティアはfacebook以外のすべての案件より多くの収益を出した

    • 成長する可能性のある会社に多額を注ぎ込む

  • 守備範囲を固める

    • 自分の知っている範囲に投資をする

  • 長期的視点を持つ

  • PEGレシオが1以下の会社に注目する

    • PEGレシオ:PERを利益成長率でわる

逆張り思考

ティールはとにかく逆張り思考をもつ人で、トランプ大統領が当選する前に支持を表明したり、ドットコムバブルが弾けているタイミングで、Facebookへの投資を決めたり、9.11のあとにすぐにペイパルの上場準備をしたりしている。
特に以下の3つの質問に重点を置いている
1. 何に価値があるのか
2. 自分には何ができるのか
3. 他の誰もしないことは何か


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