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朝ドラ「純情きらり」とカメルーン

最近、Amazonプライムビデオに追加された2006年の朝ドラ「純情きらり」にハマっています。
愛知を舞台にした朝ドラで気になっていたので、Amazonプライムに追加されたのが嬉しくて毎日一週間分くらい見ています!

昭和初期から激動の戦中戦後、さまざまな試練や戦火を乗り越えて、音楽への夢と愛を貫くヒロイン・桜子の波乱万丈の人生を描く。
舞台は八丁味噌(みそ)の産地・愛知県岡崎と、芸術家たちが集まる東京の下宿先。
おてんばであるが、けなげに生きる桜子を宮崎あおいがいきいきと演じ、多くの共感を呼んだ。原案は津島祐子の「火の山-山猿記」。



主人公の桜子が生きる昭和初期の暮らしが現代社会に疲弊している今の私にはとても魅力的に映っています。
過去の暮らしは不便で面倒で窮屈だと思う人もたくさんいるかと思うのですが。

物や娯楽がなかったり、不便なことが多い時代だからこそ存在していた、人やコミュニティとのつながりの強さや感情のやりとりが、物質的に豊かになり暮らしが便利になるにつれ失われてしまっている気がして、、、
同じようなことをカメルーンの暮らしの中でも感じたなと思い出しました。

いつでもレストランで食事ができ、日替わりでファッションを楽しめることで、持てなくなったハレの日に対する特別感。
いつでもどこでもメールやSNSでコミュニケーションがとれることで滅多にない書かない手紙。
コンビニがあって一人暮らしでも不便はなく近所の人と関わることはないし、誰が住んでいるかもよく分からない。

帰国後直後は、なんでも手に入って道を歩いていても誰にも声をかけられない生活が快適で楽しかったのですが、カメルーン暮らしの影響は大きく過去の自分のように都市部の生活や消費生活を楽しむことがで今はできません。

多少不便でも、家族だったり友人だったり大切な人たちと地域コミュニティの中で慎ましく生きることに強く憧れていて価値観ってこんなに変わるものかとしみじみ感じています。

カメルーンでの生活は、私にとって間違いなくターニングポイントだったと思っています。
その経験をどういう形で行動に移して行くのか模索している今日この頃です。

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