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ワークライフイングレーション実践ー滞在型施設で過ごして得たものー①

足早に過ごす日常は待ってくれない。私がどんな状態でも毎日毎日続くから、なかなかそのルーティンを変えるきっかけがない。そんな日常からすこし距離を取って、「自分の時間」を見つめることができたら?何が変わるだろう?そんな時間を持つことができた、足寄はたらくものづくり村での滞在記録日記です!


3月。お店の移転やアトリエ移動など。

からっぽになりつつあるアトリエ。
3月という卒業や転勤など年度が変わるタイミングでわたしのお店も引っ越しだ。バタバタと場所を移動して、継続してやり続けることもできる。
でも、場所が変わるってことは、エネルギーが変化して提供するものも変わっていくということだからー流れるままにうごくより、一度足を止めて、
組み立てみよう。
そんな気持ちで迎えた3月。
移転先の仮店舗オープンも4月半ばに決めて「ちょっと隙間時間」をあえて
つくってみた期間に、ずっと長くそこで時間を過ごしてみたいとおもっていた場所へ、たった4日間だけど滞在することにした。

一度撮影で中に入ったことがあった足寄はたらくものづくり村だ。

見上げると触ってみたくなるような証明を隠す天井の木材。
裸足で歩きたくなる床。なによりこの寝室に差し込む光を見た時、
ここでゆっくり眠ってみたい。実はこの空間のなかで一番気に入った場所で一番最初にそう思ったのがはじまりであった。




日々のルーティンからちょっと抜け出してみること。

朝目覚めて、パタパタと朝食準備。
ゆっくり過ごす息子に「早く着替えなさいー」「早く食べなさい〜」なんて声をかけながら、自分の食事は先に済ませ手早く身支度や、掃除。
ばたばた部屋を整えるとあっというまに保育園へ送る時間。
送ってすぐに戻り、「このときばかりは、、」とゆっくりを意識して珈琲を淹れる。

一息つくのはこの「珈琲を淹れている」時間くらいで、淹れ終わったらもうパソコンをつけ手帳を開き、、、今日やる仕事に取り掛かる。

自宅で作業するときはこんな「一息珈琲抽出タイム」を設けられるが、アトリエ作業の日なんかは送ったその足で山のアトリエへ向かって車を走らせる。電波が1本しかない山のアトリエではsns発信したりすることに適していないのでちょこっと向かうまえにコンビニの駐車場なんかでiPhone触ってささっと投稿して出発する。
きっともっと忙しいお勤めの方に比べたら自由でゆとりのあるものかもしれないけれど、そんなわたしの「何パターンかある日々の流れ」も、ルーティンみたく定番になってくると追っかけられるような気持ちになってしまう。

そんな風に追われるために、生活しているのではない。
そんな風に焦って動かさなくてなならないような仕事の組み方をするべきではない。
自分で事業をしているのだから調整できるはずなのに、日々の業務と待ってくれない日常がこのルーティンを作り上げている。そんなことに気づき始めた、から、行動パターンを変えてみる。なんてことをできたら....そんな思いも芽生えたとき、「滞在してみたいとかんじていたあの場所へいってみよう」そう閃いた。


「やらなきゃいけない」が1つだけでも減ったとき。

滞在したおもやの入り口

足寄は私の住む帯広から1時間ちょっと。
人によって感覚は違うのだろうけど私にとって足寄は「日帰りする場所ではなく泊まってくる距離感の場所」である。w
今日で3度目の足寄であったが(今まではすいません通過点なことが多かったのです。。)2度日帰りしたとき「次来るときは絶対泊まり。もしくは阿寒旅行なんかと兼ねてくる。」と誓ったくらいである。
googleマップで『1時間2分』とでる大樹町と、『1時間15分』とでる足寄町。
私の中で一緒にならない。もちろんどっちもーいやどこの町だって、町の魅力が違うのだから同じにはできないのだけど…そしてどっちがよくて(日帰り、泊まり)どっちがだめもないのだけれど、自分のなかではそんな距離感のある町「足寄」。
でもだからこそ、滞在したい!そういう思いにさせてくれる場所だ。

到着したのは午後14時過ぎ。
もう夕方のような日差しに変わりつつある時間帯。
鍵を受け取りひとしきり中の説明を聞いた後、まずは滞在場所「おもや」の中をうろうろしながら、かわいいところを写真撮影したりした。

柱となっている木が顔をだしている
やっぱりこの部屋すきだな〜と鏡越しに撮影

この場所は

おもやで、暮らす、企てる、営む
what we do at omoya

はたらくものづくり村おもやのpageより

と、書かれているように、心地よい暮らしの時間を過ごしながらも、
「企てる」「営む」ことができる。
玄関を入ってひだりに進むと住居スペースがあるのだが、右に進むとこの『多用途室』という空間がある。
ものを作って、展示をして、、寝る前にもくもくもくとつぎにやりたいことが浮かんできて、、、そんな四六時中仕事や、なにか生み出すことばかり考えるのが幸せでならない私にとって幸せでしかない空間である、、、、❤︎
到着して、うろうろしながら、かわいいところを写真撮影したりしながら、
うっとりとそんなことを感じたのである、まだここにきて1時間も経っていないのに。
それほどたった4日間の滞在であれ、わくわくしかない、そんなことを感じた初日なのであります。

そして夕方 PM16:00を過ぎようという頃。
「あ。いつもならお迎えにもうすぐ、、って時間だ。」
それがないってだけで、「え、何時まででもわたしはここでなにしててもいいんだ!!!!!!」っという感覚になって、うっすら涙まで浮かんだくらい。縛られることないってことにでも、縛られて日々生きているのだなあ。
そんな気づきが訪れたのでありました。
まだここにきて2時間も経っていないのに。



4日間のスケジュール。

さてそんなこんなで、4日間のスケジュールは決めてきたのに思いのままに動けるものだからせっせと到着していすぐに、控えているイベントの展示スペースをつくったり、ご飯の時間も気にせずに読書やデスクワークをしたり、、とすごしたのでありました。

さてもうこの日記は滞在が終わってもどってきてから書いているのですが
滞在の予定していたスケジュールはこんな感じ、余白多めにとりつつの計画
(自分スケジュール帳memoより)


3/18  現地入り/部屋整え・スケッチ・年間スケジュール等
3/19  午後息子現地入り/  新規事業計画書・イベント準備(もうおわってしまた)・アイロンがけ・商品タグ書き 
3/20  かってばとおもやを使ったevent day!
3/21  片づけ・帰宅日 


そんなこんなで滞在1日目から、、というより滞在1時間目からばしばし感性への刺激をくれた「足寄はたらくものづくり村」滞在期。ワークライフイングレーション実践記。「仕事」と、「生活」を「統合させる」。
そんな日々を実践したわたしの心境変化とともに
2日目〜の記録も書きますのでぜひおたのしみに。
お読みいただけると幸いです。

写真での記録などは Instagramにて
@tomomi_himlen 


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