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小説/『シヴィル・エンジニアの異世界復興』 1頁め

1.プロローグ

 隕石群いんせきぐん襲来しゅうらいにより、世界せかい荒廃こうはいしてから100年余り。
 隕石落下いんせきらっかによる気候変動きこうへんどうは、ようやくきを見せ始めた。
 地下空間ちかくうかん悠久ゆうきゅうの時を過ごした人類は、地上で人類が安全に居住できる空間くうかん『プラント』を建造し、地上世界の復興を目指した。
 しかし、地上ちじょうの各地に建造された『プラント』を起点とする生存拠点せいぞんきょてん拡大かくだいは、100年余りの間に変異した生物せいぶつ『アズラエル』に阻まれることとなる。

 数年後すうねんご……停滞ていたいした両者の戦いは、やがて大きな変革を迎える。

 変異生物へんいせいぶつ『アズラエル』の亡骸なきがらから発見されたメテオライト結晶けっしょうには、人類の内なる可能性を開放するだけの力があった。
 あるものには力を、あるものには特殊能力とくしゅのうりょく
この力により人類は、再び戦いの火蓋ひぶたを切った。

 一方、人類の成長に呼応するように、変異生物へんいせいぶつ『アズラエル』も多様たよう進化しんかげ、再び両者の戦いは均衡きんこうを保つこととなる。

 そんなおり、異世界いせかいより1人の少女しょうじょ意識いしきが、舞い降りた。
 少女しょうじょの名前は『‥‥ ‥‥』
 少女しょうじょの存在は、荒廃こうはいした世界せかいにさらなる変革へんかくをもたらすこととなる。

 標高ひょうこう1000メルト、やま中腹ちゅうふく位置いちする
『プラント No.8 グシオン』
 物語ものがたりは、ここから始まる。

                2頁め

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       2023.3.01(プロット修正版)

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